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SBS、文在寅、洪準杓

Posted May. 05, 2017 09:13,   

Updated May. 05, 2017 09:13

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2日、SBS「8時ニュース」の「旅客船セウォル号引き揚げの遅れに、次期政権と取引をした疑惑がある」という内容の報道は、海洋水産部公報官室に勤務する7級公務員の発言を引用したことが、昨日明らかになった。この報道が信頼できるかについての議論はともかく、報道よりさらに議論が起きているのは、3日の謝罪放送だ。1分30秒間の報道に関する謝罪放送が、なんと5分30秒間も続いた。放送史上、これよりひどい誤報も多かったはずなのに、共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)大統領候補側の公報団長で、放送記者出身である朴光溫(パク・グァンオン)議員の言葉によると、5分30秒間の謝罪はメディア史上初めてのことだという。

◆放送で誤報が出ることはありうる。しかし、謝罪放送のどこにも誤報と認めていないのに、放送史上最長時間の謝罪をするのは比率が合わない。謝罪放送では、取材記者には誤りがないとかばいながら、ただゲートキーピングがずさんだったと主張している。SBSの朴正薰(パク・ジョンフン)社長は昨日、謝罪談話で、「この報道を取材した部署や特定個人を非難する狙いはない」と語った。

◆暮れる権力は取るに足りず、浮上する権力は怖いらしい。SBSは3月24日、朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領がわざわざセウォル号の引き揚げを遅らせたという疑惑を提起する報道をした。当時、すでに力の抜けた大統領府でこの報道に抗議したかは知らないが、セウォル号引き揚げを一日だけ伸ばしても数億ウォンがさらにかかると言われているのに、信頼できる報道なのか疑問である。2日の報道とは相反するが、双子のような報道だ。しかし今回は、文候補側が圧力も加えず、抗議だけをしたのに、SBSは最長時間の謝罪放送をし、それでも足りず、昨日は社長談話を通じて改めて謝罪した。

◆自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補側は、「民主党が放送局に対して、本当に圧力をかけてこのようなことが起こったなら、民主主義の根幹である言論の自由を甚大に蹂躙した策動だ」と批判した。しかし洪候補自身は、「私が政権を握れば、SBSの8時ニュースを完全になくす」と、SBSに矛先を向けた。彼は先日、「私が政権を握れば、総合編成4つのうち2つをなくしてやる」という言葉をためらいなく口にした人だ。どちらを見ても、メディアの将来が懸念される。