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クレムリノロジーと北朝鮮

Posted April. 17, 2017 08:24,   

Updated April. 17, 2017 08:25

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旧ソ連の独裁者スターリンが1953年に死去した時、欧米はラヴレンチー・ベリヤを後継者に選んだ。ブリヤはスターリンの腹心であるうえ、ソ連国家保安委員会(KGB)の前身の内務人民委員部(NKVD)の委員長だった。NKVDは、スターリン時代、最大200万人が犠牲になったとされる大粛清を行った政権保衛機関だった。しかし、権力の暗闘で生き残ったのはフルシチョフだった。ベリヤの失脚が初めて外部に知らされたのは、ボリショイバレー団の公演会場に彼が現れなかった時だ。

◆冷戦時代、西側がソ連支配層の動きを捉えるために窮余の策で開発した方法が「クレムリノロジー(Kremlinology)」だ。「クレムリン(Kremlin)」に学問を意味する「オロジー(-ology)」を付けた言葉だ。ソ連政治局員たちが写った写真の中の序列や党機関紙の記事、声明などを分析して、クレムリンの動きを間接的に把握した。ブレジネフ書記長が死去した1982年、モスクワの赤の広場でボルシェビキ革命65周年記念軍事パレードが行われた時も、西側はこれを観覧する政治局員の面々から後継者を見つけようと神経を尖らせた。

◆15日、北朝鮮の朝鮮中央テレビが放送した軍事パレードの生中継の画面には2月に粛清されたと統一部が報告した金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が主席団で立っている姿があった。張成沢(チャン・ソンテク)労働党行政部長など核心勢力の処刑に先頭に立った彼が、金正オン(キム・ジョンウン)労働党委員長に虚偽報告をして軟禁されたとされたが、2ヵ月ぶりに健在であることが確認されたのだ。これまでどのような迂余曲折があったのか分からないが、明らかにやつれた姿が北朝鮮の揺れ動く権力浮沈を物語る。

◆今月初め、米国のトランプ大統領がシリア空軍基地への爆撃の報告を受けた当時の写真の座席の配置が話題となった。スティーブ・バノン首席戦略官は、ドアのほうに追いやられ、娘婿のクシュナー上級顧問はトランプ大統領と同じテーブルを囲んで座っていた。ホワイトハウスの権力の様相を端的に示す写真だった。透明でない権力集団の内部力学を知るために倉庫の中でほこりをかぶったクレムリノロジーを再び取り出さなければならない時代になったようだ。