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南部のホワイトハウス「マー・ア・ラゴ」

南部のホワイトハウス「マー・ア・ラゴ」

Posted April. 07, 2017 08:38,   

Updated April. 07, 2017 08:38

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米フロリダ州のパームビーチにある「マー・ア・ラゴ」は、食品会社「ポストシリアルズ」の後継者マージョリー・メリウェザー・ポストが1927年に8万ドルを投じて建てた宮殿のような別荘だ。1973年にポストは、フロリダ州政府に大統領の別荘に使ってほしいと遺言を残して亡くなった。翌年、ニクソン大統領がここを立ち寄ったが、別荘に使うには適さないと判断した。管理費だけで年間100万ドルかかるうえ、近隣のパームビーチ国際空港に離着陸する飛行機が別荘の上を飛び、警護にも困難があった。

◆その後、ポスト財団に渡ったマー・ア・ラゴをトランプ氏が1986年に1000万ドルで購入し、個人別荘に使ってきた。1万平方メートル(3025坪)の敷地に客室126室、プール、ゴルフ場、大宴会場を備えている。会員制(500人)で運営され、1日の宿泊料は2000ドル。トランプ氏は、ホワイトハウス入城後、金曜日になれば暖かいフロリダに行く。就任後17日間マー・ア・ラゴを訪れ、10回もゴルフをし、バージニア州スターリングにあるトランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブに4回、ワシントンのトランプ・インターナショナル・ホテルにも2回訪れた。すべてトランプ氏が設立したトランプ・オーガナイゼーションがオーナーだ。

◆マー・ア・ラゴは「冬のホワイトハウス」、「南部のホワイトハウス」と呼ばれる。2月に日本の安倍晋三首相を招待して27ホールをまわり、夫婦同伴で食事もした。中国の習近平国家主席との首脳会談もここで開かれた。ホワイトハウスから車で30分で行ける大統領専用別荘キャンプ・デービッドを放って、マー・ア・ラゴを利用するのにかかるエア・フォース・ワン(大統領専用機)や警護費用、宿泊料などはすべて国民の税金だ。2ヵ月で2000万ドルはかかったという。

◆ファミリービジネスと大統領の義務の間で生じる利害相反問題が俎上に載せられた。トランプ氏は2人の息子に経営権を渡すと言ったが、トランプファミリーが利益を得る構造は変わらない。娘婿のジャレッド・クシュナー氏に続きファッションと宝石事業をする長女イヴァンカ氏までウェストウイングにオフィスを設けたトランプ氏だ。公私を分けられないトランプ氏が韓国大統領だったら弾劾危機に追い込まれたのではないか。