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キャンパスカップル出身の大統領選挙候補たち

キャンパスカップル出身の大統領選挙候補たち

Posted March. 30, 2017 08:36,   

Updated March. 30, 2017 08:37

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かつて、ケーブルチャンネル番組「男女探求生活」で、「キャンパスカップルが別れたとき」というエピソードを扱った。校内カップルの利点が別れをきっかけに欠点に変わることが笑いのポイントだった。別れた恋人と頻繁に出会う堪え難い状況が起きるからだ。もちろんキャンパスで生涯の縁を見つけた人ならそんな心配などない。

◆慶煕(キョンヒ)大学声楽科に74年度に入学したキム・ジョンスク氏もそうだった。「知り合いのお兄さんの中に、アラン・ドロンに似た人がいる」という友人の言葉に誘われて合コンに行ったが、そこで1年先輩の法学科の学生に出会って恋に落ちた。厳しかった時代、運動圏の彼氏の強制徴集に司法試験勉強の世話など、7年間のラブストーリーには紆余曲折も多かった。それでも1981年に結婚にゴールインするまで最も恐れていたのは、「家の反対よりも、この男に会えなくなること」だったなんて、相当恋に嵌っていたようだ。その時の「アラン・ドロン似の兄」は、ほかならぬ有力大統領候補である文在寅(ムン・ジェイン)元民主党代表だ。

◆バラの大統領選挙に向けて走る国民の党の安哲秀(アン・チョルス)元党代表や安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事も、キャンパスカップルだった。安哲秀元代表は、ソウル大学医学部の1年後輩だった金美暻(キム・ミギョン)氏とサークルで出会い、1988年に結婚した。金氏は、医師からベンチャー事業家に、また政治家へと人生行路を修正した夫をひたすら支持した。夫も、法律勉強のために遅れて米留学に発った妻を応援した。今も妻は「40代に勉強ができたのは、夫が助けてくれたためだ」と感謝する。

◆安熙正とミン・ジュウォン・カップルは、高麗(コリョ)大学に83年度に入学した同い年だ。安知事は新入生時代、図書館の向かいに座っていた女子学生に一目惚れして1989年に結婚した。ずっと「初恋との結婚」を強調してきた安知事は、妻と一緒にドラマ「鬼(トッケビ)」のパロディ写真を撮って、「君に出会えた今生は贈り物だった」という文を残すなど、恥ずかしい愛情表現もはばからない。暖かったり、ほのぼのしていたり、または甘かったり… 。それぞれの愛の方法は違っていても、共通点が見える。同志的絆の強い夫婦であるということだ。30年前後の歳月に磨かれて、いきいきとした恋人から大統領候補の心強い伴侶となったこの人たち。多分、歴代初のキャンパスカップル出身の大統領夫人を見ることになるかもしれない。