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まあ、子供を産んだの!

Posted January. 03, 2019 07:39,   

Updated January. 03, 2019 07:39

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新しい命の誕生は明らかに喜びであり、祝福であるが、出産は依然として母親や赤ちゃんにとっては命をかけた旅だ。今は医療技術が発達して妊産婦の死亡率が著しく低くなったが、400年前はどうだったのだろうか。産婦が無事に赤ちゃんを産むだけでも、家中の慶事だったことだろう。

17世紀の産婦と赤ちゃんを描いたこの肖像画は、謎に満ちている。英チェシャー州の画家が描いたものと推定されるだけで、誰が描いたのかもわからない。絵の中には着こなした二人のお母さんが赤ん坊を抱いてベッドに並んで座っている。彼女たちは、顔付きも装いも双子のようにそっくり似ている。瞳の色が異なるので、一卵性双生児ではないようだが、似ている容貌から見れば、親戚や姉妹の間柄に見える。母親たちは洗練されたレース付きの白いドレスを着て、宝石で飾り、白いドレスを着た赤ちゃんは、赤の洗礼服に包まれている。

同じ姿勢で、同じ服を着ているようだが、よく見ると、ネックレスのデザインやドレスの文様、レース装飾が少しずつ異なっている。一体彼女たちは誰で、なぜこのような肖像画を残したのだろうか?画面の左下に書かれたフレーズがヒントを与える。「同じ日に生まれ、同じ日に結婚し、同じ日に子供を産んだチャムリー家の二人の女性」。だから、彼女らは、英チェシャー州の貴族であるチャムリー家の女性であり、過度なほど格式に合わせて服を着、画家の前でポーズをとった理由も説明がつく。今の目で見ても、新聞やテレビに出てきそうな不思議で驚くべきことが、チャムリー家の女性たちに起こったのだ。チャムリー家の人々は、家門のお祝い事であり、祝福であるこの驚くべき出来事を、画家に頼んで記録したかったのだろう。今日の記念撮影のようにである。

人口崖の時代、昨年末、韓国の新生児の出生率が史上初めて0.9人になった。夫婦1組あたりが平均一人の子供も産まなかったのだ。400年以上前に、チャムリー家で起きた出産が記録するほどの不思議な出来事だったように、未来には子供を産むことだけでも、「まあ、なんてことが」とニュースに出る時代が来るのではないか。

美術評論家