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闊達な政治思想家、曺晩植

Posted December. 21, 2018 07:26,   

Updated December. 21, 2018 07:26

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5尺の小柄に頭を丸刈りして、冠をかぶり、トゥルマギをまとって暮らした曺晩植(チョ・マンシク)先生。3・1抗日独立運動のとき、平壌(ピョンヤン)で万歳運動を取り仕切って服役した。生涯韓服を着、国産品の愛用こそこの国を愛する近道だと強調し、朝鮮物産奨励運動会を組織して社会運動を展開した。光復(日本植民地からの独立)後、信託反対運動を繰り広げてソ連軍司令部に逮捕され、最後まで意を曲げず、韓国戦争の時、平壌刑務所で共産党によって殺された。先生の筆跡は、生真面目な知識人とはかけ離れていて、優れた頭と行動力を兼ね備えた指導者に近い。先生はガンジーの無抵抗主義と民族主義に感動を受け、ガンジーの思想を自分の独立運動の鏡にしたと伝えられているが、小さく均一で整頓されたガンジーの字とは全く異なっている。

独立運動や信託統治反対運動を可能にした強い意志は、字画の最後の部分の跳ねが目立っていて、筆圧が強いことから容易に確認できる。先生は、「私が死ねば、碑に両目を描いてほしい。私は死んでも日本が滅びることをこの目で絶対見るから」と遺言を残すほど、独立精神が強かった。ひたすら祖国の独立と民族のために生きたという賛辞を受ける。体は小さかったが、大胆で、顔色と白い髪の毛は清楚な姿であり、伸びのいい音声で熱を帯びた雄弁をするときは、聞く人から共鳴を引き出すのに十分だったと伝えられる。

文字の最大の特徴は、大きくてスピードが速いということだ。これは活力に満ちて、脳の活動が活発で、性格も活発であることを物語っている。先生は有名な酒飲みだったという。さらに、狭い行間や大きさなどの不規則性が緊張感を感じさせているが、情熱的で暖かく、心が開かれていて、感情が豊かであることを示している。状況に迅速に対応しなければならない政治家の資質を備えている。先生は北朝鮮の同胞とベトナム同胞から絶対的な愛と尊敬を受け、共産党員もその人格の前に謙虚にお辞儀をしたという。大韓民国で尊敬される人物は、主に気前の良さと暖かい人間味を備えている。

弁護士・筆跡研究家