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産業革命を描く

Posted November. 15, 2018 08:02,   

Updated November. 15, 2018 08:03

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先日、クリスティーズオークションの250年の歴史の中で、初めて人工知能が描いた絵画が5億ウォンで売れて話題になった。この絵に使われたアルゴリズムの開発者は、「オビウス」というフランスの芸術団体だ。驚くべきことは、25歳の同い年のアーティストとエンジニア三人で構成されたこの団体が、設立から1年後に世界を驚かせる成果物を出したことだ。

250年前に産業革命の嵐が吹いていた時期、英画家ジョセフ・ライトは絵を通じて当代の科学世界を見せようとした。絵の中の科学者は、ロバート・ボイルの空気ポンプの実験を再現している。見物人たちが見守る中、彼は鳥の入ったガラスの筒の中の空気を真空状態にまで抜き出している。幼い観客たちが戦きながら泣き出す直前に、彼は再び空気を注入して死んでいった鳥を奇跡のように蘇らせたのだろう。気体の圧力と体積の相関関係を明らかにした「ボイルの法則」が発表されたのは1662年。ライトがこの絵を描いた時、空気ポンプは既に一般化された科学機器であり、公の場でお金を取って行われた科学ショーにより近かった。

この絵で示すように、裕福な家庭では、科学者を自宅に招いて子供の教育用として実演することもあった。事実ライトは1765年、バーミンガムに設立された「ルナー・ソサエティ(Lunar Society)」のメンバーだった。毎月満月の日に、各分野の専門家が集まって、さまざまな関心事について徹夜で議論を行う会だった。蒸気機関の発明者ジェームズ・ワット、酸素を発見した化学者ジョゼフ・プリーストリー、チャールズ・ダーウィンの祖父である医師のエラズマス・ダーウィン、企業家マシュー・ボールトン、陶磁器事業家ジョサイア・ウェッジウッドなどがメンバーだった。

ライトはこの会の議論内容をもとに、当代科学技術の世界をキャンバスに記録することで、「産業革命の精神を表現した最初の画家」となった。絵の中の窓の外に浮かんだ満月は、芸術家、科学者、事業家たちが出会い、お互いにインスピレーションを与えたルナーソサエティを象徴するようだ。もしライトが今の第4次産業革命の時代を生きているなら、果たしてどのような絵を描いたのだろう?

美術評論家