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歩くことで道はできる

Posted July. 16, 2018 09:45,   

Updated July. 16, 2018 09:45

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「旅人よ、道はない。 歩くことで道はできる」(アントニオ・マチャド「カスティーリャの大地」)

スペインの詩人、アントニオ・マチャドの代表作「カスティーリャの大地」に出てくる一節だが、筆者が紹介したい人物は、コカコーラ社元会長の故ロベルト・コイズエタ氏だ。キューバから渡米した移民のコイズエタ氏は、職員への演説で、マチャドの詩を引用して強調した。「前進しようとする時、倒れることもある」。筆者が1990年代半ば、同社のマーケティング部で働いた時、コイズエタ氏の名言に初めて接し、その後20年以上、筆者の「人生のマントラ(真理の言葉)」となっている。

コイズエタ氏がなぜ、マチャドの詩を話し、職員の奮起を促したのか察することができる。若くして米国に留学したコイズエタ氏は、名門イェール大学を卒業し、キューバに帰郷した。しかし、フィデル・カストロが政権を掌握すると、両親を連れて再び米国に亡命する。同社に在職した時代、最年少役員を含め誰も予想しなかった会長に選出されるまで、移民2世の青年が世界最高ブランドの最高峰にのぼるまで、彼が作り出した「道」は果たしてどれほど広く、多く、堅固だろうか。その判断は、彼にインスピレーションを受けた筆者のような多くの後輩がすることかも知れない。

青年失業問題を最も近距離で目撃する人は、まさに大学に身を置く教授だ。入試地獄で生き残った偉大な頭脳は、入学と同時にキャリア開発セミナーを聴き、次の地獄を準備しなければならない。卒業を控えた高学年は、休学、複数専攻、語学研修、卒業猶予といった制度的な装置を活用し、就職率の向上に邁進しているが、それすら正解や正道ではない。老若男女を問わず、私たちは皆、動かなければ倒れることもないが、これは座り込むこと、あきらめることになる。行け、道を作りに!