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怒りの爆発なのか、欲望の足かせなのか

Posted July. 03, 2018 08:24,   

Updated July. 03, 2018 08:24

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毎年7月14日はフランス最大の祝日「バスチーユの日」だ。1789年、パリの群衆は政治犯として収監された人を救い、要塞に備蓄された武器を奪取しようとバスチーユ牢獄を襲撃した。牢獄には政治犯がおらず、一般囚も7人だけだったが、残酷な流血事態が起こった。この事件はフランス革命の導火線となった。

外国と繰り広げる戦いだけが戦争ではない。内戦はその結果がいくら偉大な革命であっても、より残酷で後遺症も大きい。フランス革命の原因は、アンシャンレジーム(旧体制)の矛盾と農夫に対する苛酷な弾圧、搾取が原因だと言われてきた。しかし、一世代後、フランス政治家で社会学者のアレクシス・トクヴィル(1805~1859)は全く異なる解釈をした。トクヴィルはフランス旧体制の不合理と矛盾は認めるが、フランスで旧体制の矛盾は解消されつつあり、その点では欧州のどの国よりも先進的だったと主張する。封建制の既得権勢力だった貴族はほぼ権力を喪失し、衰退していた。その地位に取って代わる官僚は腐敗し、売官が蔓延したが、それも考えているほど悪魔的な状況ではなかったという。ならば民衆は何のために憤ったのだろうか。

トクヴィルはむしろ経済成長と富の歪みを指摘した。18世紀のフランスは裕福になったが、農業依存度は依然高かった。投資先を失った富は商工業に移動できず、慣習どおり土地に集中した。農民も土地に執着し、過度な分割相続が行われた。土地は分割され、一方では再び集中した。これが農民の貧窮化と怒りを生み、革命となって爆発したということだ。

すべての人がトクヴィルの意見に同意するわけではない。アンシャンレジームが社会的・政治的要因だったなら、トクヴィルの主張は経済的側面の主張だ。フランス革命のように巨大な事件を一つの原因で解釈することはできない。実際、フランス革命には5つの異なる革命があったと分析した学者もいる。旧体制に対する怒りは現象だ。現象を指摘して人々を説得し、扇動することは容易だ。しかし、医師が症状にだけ執着すれば、治療を亡ぼす。韓国社会ももはや対症療法でなく真の医師が必要な時だ。

歴史学者