Go to contents

鉄のようなトランプ氏

Posted June. 01, 2018 08:57,   

Updated June. 01, 2018 09:36

한국어

米朝首脳会談がどうなるのか、合意履行はどうか心配している人が多い。指導者の人格は重要な決定に大きな影響を及ぼす。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の筆跡で内面を分析し、予測してみよう。まず、トランプ氏は奇異な行動同様、筆跡も非常に独特だ。ひとことで言って人に被害を与えることを気に止めないなど短所もあるが、論理的で鉄のように強靭で能力が非常に優れた非凡な人物だ。金正恩氏も独特の筆跡で、トランプ氏と非常に似ていながら一部異なる点がある。

◆金正恩氏とトランプ氏の筆跡は類似点が多い。大きく右に上がる基礎線は、非常に肯定的であり、自分が考えた通りに目標に向かって力強くまい進することを意味する。行間隔が狭く他の字にしばしば侵入する。これは人に被害を与えることを別に気に止めないことを意味する。字の間隔が狭いのは自意識が強く、悩むことも好むことを示す。筆圧が強く、エネルギッシュで、主観がはっきりしていることが分かる。

◆トランプ氏は字の大きさが整っていて規則性が優れて論理的で、些細な部分まで行き届いて隙がない。直観的で感性的な面を持つ金正恩氏と比較される。「M」と「N」などは角張って横線が非常に長いことから、トランプ氏は意志と忍耐力が非常に強く、抵抗心があり、感情と衝動を統制でき、安定指向的だ。トランプ氏の米朝会談中止宣言は、高度に計算された行動である可能性が高い。

◆いずれも自己中心的なうえ、他人に対する被害を意に介さないという点で不安だが、非常に目標指向的なので合意に至る可能性が高い。合意後、金正恩氏は衝動的な面があり、トランプ氏は利益に忠実なので、ずっと円満に進むとはいかないだろう。しかし、いずれも激しい突発行動をする可能性は低く、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が仲裁者としての役割を上手く果たす気質であることまで考えると肯定的な方向に進む可能性が高い。今回の米朝首脳会談は、韓民族に絶好の機会となり得る。