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「タダはない」マクロンの警告

Posted May. 25, 2018 08:54,   

Updated May. 25, 2018 08:54

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フェイスブックは、コンテンツを生産しなくても、地球上で最も人気のあるメディアに挙げられる。ホテルの部屋のないエアベッド&ブレックファストは、地上最大の宿泊提供会社であり、一台のタクシーすらないウーバーは、世界最大の輸送サービス業者と言われている。

◆これらの企業は、情報技術(IT)を基盤に、以前になかったビジネスモデルを見つけて、現代人の日常を変えたプラットフォーム企業だ。自分のコンテンツ、不動産、車がなくても、人と人とをつなぐ場を作ったおかげで、それぞれ業界トップの座についた。そういえば、大同江(テドンガン)の水を売ったという理由で詐欺師だと後ろ指をさされた鳳伊金先達(ポンイ・キム・ソンダル) はなんだか時代を間違えたような気がする。

◆現代において、世界産業を牛耳るのはIT企業である。アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾンがグローバル上場企業時価総額1~4位となっている。23日(現地時間)、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、マイクロソフトやフェイスブックなどのグローバルIT企業の最高経営責任者(CEO)50人余りを集めて、「無料の昼食なんてない」とし、「公益を排除したまま、ただ乗りしてはならない」と遠慮なく苦言を呈した。投資を呼びかけるためにエリゼ宮で用意した昼食会を兼ねた「テク・フォー・グッド(Tech for good)」行事に出席したCEOらと写真を撮る場で投げかけた鋭い警告である。不平等、気候変動、偽ニュースのような社会的問題の解決のためにそれ相応の責務を促したのだ。各企業はすぐに「非営利プロジェクトに1億ドルを投資」(グーグル)、「2年間1400人を雇用」(IBM)、「ドライバーの健康保険改善」(ウーバー)を約束した。

◆スタートアップから出発して、神話となった巨大IT企業。しかし、彼らを眺める視線は徐々に変わっている。租税回避、フェイクニュース、個人情報流出などの問題が浮き彫りになり、国際的な非難の対象になったのだ。国内状況もあまり違わない。コメントを通じた世論操作を放置したネイバー、ダウムなどへの批判の声が高い。勝者一人占めの恩恵を享受しながら、莫大な勢力を蓄積した巨大企業。国内外を問わず、そのように積んだ富と力を果たして適切に使っているのか、一度は考察するべき時期に来ている。