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「遅れた正義」

Posted March. 28, 2018 09:25,   

Updated March. 28, 2018 09:25

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「定義が実現された」。26日(現地時間)、米大リーグのシカゴ・ホワイトソックスは、ネベスト・コールマンを球場管理人として再雇用したニュースを伝えながら、このように明らかにした。コールマンは1994年、住んでいた建物の地下から20歳の女性の遺体が発見されたことで、強姦・殺人罪をかぶせられ刑務所に入れられたが、真犯人が逮捕されたことで、昨年11月に釈放された。23年ぶりのことだった。釈放当時、「ハンバーガーを食べること」と「野球場に戻ること」が願いだと言っていた彼の願いがかなったのだ。

◆あいにくなことに、その翌日だった27日、韓国の最高裁判所はヤクチョン五叉路殺人事件の真犯人に懲役15年を確定した。2000年8月10日午前2時、タクシーが全北益山(チョンブク・イクサン)のヤクチョン五叉路に止まると、後部座席に乗っていた客がタクシー運転手の首にナイフを突きつけた。殺人犯は12回も運転手を刺した後、闇の中に消えた。バイクを運転し★通り過ぎていて、血を流したまま倒れているタクシー運転手を発見して通報した人は、喫茶店で配達の仕事をしていた15歳のチェ君。しかし、警察はむしろ彼を犯人に仕立てた。

◆警察の発表と違って、「犯人」の服や靴からはいかなる血痕も見つからなかった。しかし、検事は警察の記録のまま起訴した。事件発生から2年8カ月後に真犯人であるキム某容疑者が警察に捕まって、犯行を自白したが、今度は検察が警察の再捜査要求を無視した。「誤った捜査」が明らかになることを防ぐために。結局、チェ氏は2010年、満期出所(10年)した。再審を通じて無罪が解明されたのは、2016年11月。映画「再審」はこの事件を再構成したものである。

◆映画「7番の部屋の贈り物」も実話をモチーフにしたものだ。1972年、春川(チュンチョン)にある漫画喫茶の店主だったチョン・ウォンソプ氏は交番所長の娘が殺されると、犯人に名指された。被害者が漫画喫茶によく出入りしたという理由だけで。拷問や虚偽自白は、無期懲役の判決につながり、特赦(1987年)で仮釈放されるまで、チョン氏は15年間服役しなければならなかった。2011年に再審で濡れ衣を晴らした時、彼は70代の高齢者だった。数十年ぶりに濡れ衣を晴らした人たちにとって果たして正義はどのような意味を持つのだろうか。「遅れた正義は正義ではない」という法諺がある。


趙修眞 jin0619@donga.com