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6分20秒間のスピーチ、沈黙の長い余韻

6分20秒間のスピーチ、沈黙の長い余韻

Posted March. 26, 2018 08:53,   

Updated March. 26, 2018 08:53

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時に沈黙は、いかなる雄弁よりも力が強い。24日(現地時間)、米ワシントンD.C.で開かれた銃規制を促す集会に参加したと高3の女子高生エマ・ゴンザレスの「6分20秒間のスピーチ」がそうだった。先月、フロリダ州のとある高校で起きた銃乱射事件の生存者であるエマは、沈黙の長い余韻で参加者たちの胸を熱くさせた

◆同日、エマは流れる涙とかろうじて戦いながら演説を始めた。「AR―15が乱射された6分20秒後に、私の友人であるカレンは再び私にピアノの練習について文句を言うことができなくなりました。アレンは二度と弟と一緒に登校することができないでしょう。オリバーは再びサムやディランとバスケットボールができないでしょう」。続いて、「クリス・ヒクソンも再び、ルカ・ホイヤーも再び…」と犠牲者17人の名前を次々に呼んだあと、固く口をつぐんだ。

◆黙々と涙を拭いながら演壇に立っているエマの沈黙に、参加者たちの目頭も熱くなった。彼女はしばらくして、アラーム音に再度口を開いてから、「あなたの人生のために戦うべきだ」という訴えで、短いスピーチを終えた。名演説で有名なオバマ大統領も、2011年5月、騒々しいイベントの代わりに沈黙で米国人に重たいメッセージを伝えた。大統領に当選した後、初めて9・11テロの現場を訪ねた時だった。彼は20分間、何も言わずに追悼式を終えた後、放送カメラを排除したまま遺族らに会って慰めた。

◆米国社会では、壁に向かって叫ぶようだった銃規制強化の声に力が加わっている。この日一日だけで、「私たちの命のための行進」という名で生存生徒たちが主導した集会が、全米の800カ所で開かれた。主催側の集計では、ワシントンの集会だけで80万人以上が殺到した。USAトゥデイはこの試算が正しければ、米史上最大規模の集会だと報じた。平凡な女子高生のエマは、銃規制の切迫性を伝えるためには、言葉より沈黙のほうがより効果的だという事実を知っていた。口さえ開けば「暴言だらけの宴」を日常的に行うこの地の政治家たち、雄弁よりも貴重な沈黙の価値を知ってこそ、国民の心もつかむことができることにいつ気づくのだろうか。

高美錫(コ・ミソク)論説委員 mskoh119@donga.com