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三星とインテル

Posted January. 06, 2018 09:46,   

Updated January. 06, 2018 09:48

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「万歳!」。1983年12月。白衣姿の男が実験室から飛び出して歓声を上げた。彼を取り巻くだらしない身なりの人たちも、お互いに抱き合って泣き始めた。彼らは三星(サムスン)電子の前身である三星半導体通信のイ・サンジュン博士チーム。彼らは米マイクロンから渡されたチップをもとに、6ヶ月間昼夜を問わず格闘した末、世界で3番目に64KDラムの開発に成功した。このニュースが伝わると、世界の半導体業界は驚愕した。はるかに優れた環境で技術を開発した日本がまるごと6年がかかったことを、韓国メーカーが6ヶ月間でやり遂げたからだ。

◆三星電子は1974年に韓国半導体を買収して、半導体事業に参入した。韓国半導体が資本金を蝕む悩みの種になると、三星グループの創業者である湖巖李秉喆(イ・ビョンチョル)先代会長が1983年2月、グループレベルで半導体市場に参入するという「東京宣言」をした。世間の反応は冷淡なものだった。インテルは、李会長を「誇大妄想症患者」と皮肉った。当時李秉喆会長の年齢は74歳。彼は当時、半導体ライン1つに1兆ウォンが必要だった事業に、生涯築いてきた財産をかけて勝負に出た。

◆市場調査会社ガートナーは、三星電子が昨年612億ドル(約65兆ウォン)を売って、インテルを抜いて半導体業界首位となったと、5日明らかにした。三星は半導体分野に遅れて参入したが、メモリ半導体分野では果敢な投資で「ファーストムーバー」(リーダー)になった。コンピュータの時代が去り、モバイル時代が来ると、三星半導体はなくて売れない製品となった。

◆2日、英技術専門媒体レジスタは、この10年間、全世界に供給されたインテルのCPUから致命的欠陥が見つかったと報じた。ハッカーらがコンピュータに侵入して、個人情報を簡単に盗むことができるという。インテルは欠陥を昨年6月から把握していたのに隠蔽したという暴露も続いた。1992年以降、半導体市場で首位を守ってきたインテルが、何の牽制も受けずに危機に鈍感になった末、首位の座まで渡した。頂上に上った三星電子。今こそ「妻と子供以外はすべて変えろ」という李健煕(イ・ゴンヒ)三星電子会長の「危機論」を改めて取り出すべき時だ。