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「寄付は習慣である」

Posted January. 04, 2018 09:17,   

Updated January. 04, 2018 09:40

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始まりは素朴だった。自動車に乗ったままコーヒーを注文するドライブスルー店で、とある女性が自分のコーヒー代と一緒に顔も知らない後ろの人のコーヒー代まで払った。すると無料コーヒーの幸運を手にした人が、他の客のコーヒー代を代わりに払った。二日間かけて「無料コーヒーリレー(pay it forward)」に378人が参加した。2014年に米国であった実話である。コーヒー一杯を媒介に、人間の優しい気持ちが分かち合いの連鎖反応を引き起こすことができることをドラマのように見せて、韓国でも話題になった。

◆地球のあちこちで生まれた「カルマ飲食店(Karma kitchen)」は、一回限りのイベントではなく、持続可能な方法で、日常の中の寄付を悟らせる。ここではお金がなくても気楽にご飯を食べることができる。先に来た客が、顔の知らない誰かの一食のために事前に食事代を払ったおかげである。自発的寛容の好循環を夢見る方式である。カルマとは、仏教用語で業を指す。つまり、自分がやったことは、やった通りに受けることを意味する。他の人を助けるほど、自分の幸福指数が上昇するという研究結果とも一脈相通ずる言葉だ。

◆みんな地球温暖化を心配するが、韓国は逆に進んでいるような気がする。実際の天気ではなく、私たちの心の温度に関することである。国内の個人寄付者数が、2012年以降4年連続減少したことが分かった。昨日、国税統計年報によると、2016年基準の個人寄付者は71万5260人にとどまった。1年前に比べて8.8%も減少したのだ。2012〜2016年の寄付者の減少率も19.3%に上る。経済的余裕がなくなり、寄付団体に対する不信が高まったというのがその理由に選ばれた。

◆寄付とは、他人を思う気持ちを積極的に表現するものである。その気持ちは、練習や習慣を通して育てことができる。先進国では、子供の誕生日のお祝いを寄付に代える「誕生日寄付」文化が広がっている。誕生日を、分かち合いの幸せを学ぶ機会として活用するものである。米国は寄付金全体のうち、個人のポケットから出てきた割合が70%以上を占めているのに、韓国はその半分に過ぎない。世界を生きるだけの価値ある場所にすることは、私たち皆の役目であり、責任でもある。