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フランスのスマートフォン無寛容政策

Posted December. 28, 2017 08:47,   

Updated December. 28, 2017 09:08

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1968年にフランスで触発された「68革命」は、大学当局の女子寮出入り禁止方針への反発がきっかけとなった。当時パリ・ナンテール大学の学生たちが「愛する自由」を掲げて、大学側の権威と統制に対抗したのが引き金となった。1789年のフランス大革命時のスローガンだった「自由、平等、博愛」の中でも、一番最初のものは自由だ。フランス人は、自由が開花するためには寛容、つまりトレランス(tolerance)がその根底になければならないと思う。フランスでは高速道路の制限速度が時速130キロの道路で、150キロにスピードを上げても大目に見る場合が多い。その20キロの違いを「トレランス」ともいう。

◆寛容の国フランスが、無寛容(イントレランス・intolerance)を打ち出した。政府は来年9月から、小・中学校の児童生徒たちに学校内では携帯電話を完全に使わせない政策を強く推し進めている。授業時間はもとより、休みの時間や昼休みなど、学校内でなら携帯電話の使用を前面禁止となる。10人中9人がスマートフォンを使うフランスの12~17歳の若者たちは、「とんでもない」という反応だが、フランス政府の態度は断固としている。

◆青少年がスマートフォンに夢中になる現象は、フランスも例外ではない。児童生徒たちがスマートフォンのせいで、休み時間に遊ばないと、ジャン=ミシェル・ブランケール教育部長官が嘆くほどだ。スマートフォンに夢中になることは教育的にも問題だが、児童生徒たちの健康にも悪影響を与える懸念が盛んに持ち上がっている。とある保護者団体が、「生徒の数だけ回収箱を設置することは可能か」という反対論を提起したが、ブランケール長官は、「閣僚会議の開始前に、携帯電話を預けておく方式を、学校を含めて他の集団でも実行できる」と揺れない。

◆韓国はフランスとは逆の道を進んでいる。先月、国家人権委員会は、京畿道(キョンギド)のとある中学校が校内での携帯電話の使用を全面禁止したのは、通信の自由などの基本権を制限したものだと主張し、改善勧告を出した。教師と生徒の親が相談して、各学校の事情に合う携帯電話の使用規定を作るべきだという趣旨だ。人権委は、京畿道教育庁にも同様の趣旨で、管内の学校を確認するように指示した。自由の国フランスと東方礼儀の国韓国が逆の道を進んでいる。はたしてどちらが正しい方向だろうか。

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