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[オピニオン]「生放送ドラマ」事故

Posted December. 27, 2017 09:26,   

Updated December. 27, 2017 09:40

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1956年5月、韓米合作で韓国初の放送局HLKZ—TVが設立された。同年7月、この放送局で韓国初のドラマ「天国の門」が放送された。チェ・サンヒョンとイ・ナクフンの2人の俳優がスタジオでする演劇を撮影する生放送だった。9月に制作されたドラマ「死刑囚」は60分間で、カメラ2台でクローズアップの撮影まで加わり、ドラマらしい様相を呈したが、やはり生放送だった。録画設備がなかった当時としては、ショーやドラマだけでなくコマーシャルまで生放送だった。

◆技術的な限界を克服した後も、生放送のドラマはたびたび放送された。2005年11月、米NBCの政治ドラマ「ウェスト・ウイング」のエピソード「討論(The Debate)」が話題になったのも、共和党と民主党の大統領候補の討論を生放送したからだ。政治の懸案を集中的に勉強してドラマを準備した俳優は、米国内の時差を考えて「東部用」と「西部用」に2度生放送で演技をした。生放送の劇的な効果は徹底した準備と練習がなければ不可能なことだ。

◆韓国の「生放送ドラマ」は意味が違う。スター俳優のスケジュールや脚本家の即席台本、視聴率を意識する放送局など様々な要因が重なり、1回1回生放送のように撮るドラマに対する嘲笑だ。「太陽の後裔」のように事前制作でヒットしたドラマもあるが、制作会社は協賛を得ることが難しく、視聴者のフィードバックが反映されないという理由で事前制作を避ける。視聴率が低ければ台本を変え、高ければ放送を延長する現実で、事前制作は考えることすらできない。

◆この生放送ドラマが事故を起こした。tvNのドラマ「花遊記」が24日、放送途中に画面送出を中断した。2度の遅延で送出された画面もCG処理がうまくいかず、ワイヤーと緑色の背景画面がそのまま画面にあらわれた。約60年前の生放送ドラマでも起こらなかったことが起こったのだ。tvN側は「制作スタッフの意欲がミスにつながった」と言うが、制作スタッフの意欲過剰に責任を転嫁することは無責任だ。韓国ドラマ制作の赤面する現実が露呈された。



朱性元 swon@donga.com