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「ママの言うことは絶対聞かないで」

Posted November. 18, 2017 09:31,   

Updated November. 18, 2017 09:45

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米国では、幼い子供たちの教育に情熱を注ぐ主婦をサッカーママ(soccer mom)と呼ぶ。サッカー練習場に一緒に通いながら、事細かく子供の世話をする母親から始まった言葉だ。子が成長した後も、その周りをぐるぐる回りながら些細なことまで口出しすると、「ヘリコプターママ」と呼称が変わる。

◆過保護と過度な教育熱は禁物だが、子供を成功させるのは、古今東西を問わず、母親たちの共通の関心事となっている。国内大学入試は、母親たちの代理戦に変わって久しい。入試選考が複雑になり、子供を一流大学に進学させようとする母親たちの頭脳と財力競争も激しくなっている。大韓民国上位圏大学に、「あなたは勉強だけすればよい」というママの言葉におとなしく従ったこともたちがごまんといる理由でもある。ところが、高麗(コリョ)大学の廉載鎬(ヨム・ジェホ)総長は16日、延世(ヨンセ)大学での特別講演で、「ママのいうことは絶対聞かないでください」と言って、注目を集めた。すなわち、遅れた反抗をあおったのではなく、「開拓する知性」になるように要求したのだ。

◆同日の特別講演は、高麗大学と延世大学総長が相手の学校を訪ねて行く交差特講として用意された席だった。この席で廉総長は、「まだ三星(サムスン)や現代(ヒョンデ)に入って定年退職をするのが目標なら、それはナンセンスであり、もう人間がすることのほとんどは、人工知能(AI)が代替することを覚えておかなければならない」と発想の転換を強調した。1960年代は学齢人口比6%だけが大学に進んだなら、今では75%が進む。学歴が大きな意味を持たなくなったわけである。問題は、世界が変わっても母親たちは20~30年前、20世紀の物差しで子供の将来設計に影響力を行使していることだ。

◆全校トップの勉強秘訣を扱った本を見ると、彼らの母親のうち、子供に勉強するように責めたり、子供の1日のスケジュールを管理、監視する人はいなかった。献身的なママと猛烈なママとは、多分紙一重の違いだろう。子供が一人でできることを代わりにしてあげるのが猛烈なママだ。子供の頃からずっと過保護に慣れてくると、社会に出ても問題解決能力と自信が落ちる。子供が自分の意志通りについてくるよりは、自ら自分の道を見つけるように信じて応援すること、子供を成功させた人たちが口にするママの役割である。

高美錫(コ・ミソク)論説委員