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私教育は虐待だ

Posted November. 16, 2017 09:12,   

Updated November. 16, 2017 09:12

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「我が家の家訓はSKSKだった」。「SKSK」は、「やらせればやらせるだけ」だ。全校トップだった兄妹が高校を中退した後、母親が正直に書いた告白本『母の反省文』の著者イ・ユジンさんの話だ。イさんは、小学校の現職の校長だ。「あの塾、いくらか分かってるの。お前が何かしているの?食事の仕度?洗濯?なのに何で塾に遅れるの」。いつもそんな小言ばかりだった。

◆全校トップのうえ学級委員までした優等生の兄妹は、兄が高3、妹が高2の時に自主退学した。2人は1年6ヵ月の間、部屋に閉じこもってゲームしかしなかった。母親はその間、3度も交通事故に遭い、3度交通事故を起こした。自慢だった息子と娘が急変したのにショックを受けない母親がいるだろうか。世を恨んだ著者は、一言もほめることなく子供を追い込んだ自分が問題だったことを知る。結局、息子は「名もない大学」の文芸創作科を出た後、現在、哲学の勉強をしており、娘は製パン製菓を学び、後に米国で心理学を勉強し、今は青少年相談機関で働いて自分らしく生きている。母親が執着しなくなった後の結果だ。

◆東亜(トンア)日報が大韓小児青少年精神医学会と共同で小児青少年専門医を対象に調査した結果、79%が過度な私教育が原因で異常症状を見せた子供を診療した経験があると明らかにした。まだ幼くて意思表現のできない子供たちは、「塾に行きたくない」と言えない代わりに、チック症やうつ、自殺衝動など異常反応を見せる。殴ったり食事を与えなかったりすることだけが虐待ではなく、良い大学を卒業しなければならないという理由で過度に塾に送ることも精神的虐待という東亜日報の企画シリーズに読者の反応は熱く重かった。

◆私教育の原因は、学閥重視の社会構造で子供だけは成功した人生を送らせたいという教育熱にある。しかし、私教育の弊害は看過できない水準だ。私教育費によって中産層が崩壊し、老後の蓄えが枯渇する。「私教育1番地」大峙洞(テチドン)は、韓国で塾が最も多いが、同時に小児精神科医院も最も多い。反省文を書かなければならないのは母親だけだろうか。