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「悪いストロー」

Posted November. 09, 2017 09:18,   

Updated November. 09, 2017 09:27

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旧最高検察庁中央捜査部の「朴淵次(パク・ヨンチャ)ゲート」の捜査が真っ最中だった2009年4月22日。Aテレビ局が「スクープだ」と主張しながら、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の収賄疑惑を報じた。朴淵次泰光(テグァン)グループ会長が、盧元大統領夫妻に誕生日のプレゼントとしてスイス製高級時計2つを渡した情況が分かり、検察が捜査中だという内容だった。宝石がちりばめられた時計はP社のものであり、1個当たりの価格が1億ウォンだと主張した。次の日、洪滿杓(ホン・マンピョ)最高検察庁中央捜査部捜査企画官は、「うちの(検察)内部の『悪いストロー』を必ず探し出したい」と語った。検察の誰かが取材源であることを認めたのだ。「ストロー」とは、情報を流した人を意味する隠語だ。

◆盧元大統領を呼んで取り調べた日(4月30日)から10日後の5月13日、今度はBテレビ局が「スクープだ」と主張しながら、時計を巡る後続報道を出した。盧元大統領が取調べの当時、時計関連の質問を受けると、權良淑(クォン・ヤンスク)夫人があぜ道に捨てたという旨の回答をしたという。盧元大統領は5月23日に自ら命を絶ち、当時の李仁圭(イ・インギュ)最高検察庁中央捜査部長は6年後の2015年2月のインタビューで、「ブランド時計を巡る報道は、国家情報院が主導した」と、国家情報院を「悪いストローだ」と指摘した。

◆ソウル中央地検は最近、国家情報院の積弊清算タスクフォース(TF)が依頼した「あぜ道時計」疑惑について、捜査に着手した。これで李元部長、洪元企画官、盧元大統領の主任検査だった禹柄宇(ウ・ビョンウ)元中央捜査1課長への取調べは避けられなくなった。国家情報院の不正疑惑捜査が、いよいよ検察に向かうようになったのだ。洪元企画官は、巨額報酬の問題で収監されており、禹元課長は、民情首席だった時、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入について知っていながら黙認した容疑で起訴されている。米国にいる李元部長は8日、電子メールでのインタビューで、「時計報道は元世勳(ウォン・セフン)元国情院長の指示によって行われた」と重ねて主張した。

◆ソウル中央地検による国家情報院の「書き込み事件」の捜査は、2009年の捜査と似ているという内部批判が多い。捜査チーム以外に知ることのできない内容が次々と漏れている。捜査の正当性、報道の中立性のためには検察も、マスコミも悪いストローの誘惑を振り切らなければならない。

趙修眞(チョ・スジン)論説委員jin0619@donga.com