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[オピニオン]小池新党の突風

Posted September. 29, 2017 08:37,   

Updated September. 29, 2017 08:59

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カツカツカツ…。靴の音が聞こえた後、暗い廊下の端から一人の女性が徐々に姿を現す。陰険な印象の男たちが彼女に向かって大声を叫んでも、しっかりと明るい光に向かって歩く。「ただ我慢するか、それとも我々皆が変化を作るか」という質問に続き、「希望の党」という言葉が最後を飾る。

◆小池百合子東京都知事(65)が登場したユーチューブ動画の内容である。自分が率いる希望の党の広報映像だが、「小池の、小池による、小池のための」イメージで埋められている。安倍晋三首相の早期総選挙方針に基づいて、昨日、衆議院が解散された。世論調査によると、自民党に続いて投票したい政党の2位に小池の新党が選ばれた。東京の女性首長が一気に「台風の目」に浮上した。

◆「すべての人々が取る行動を同様にするのは恥ずかしいことだ」。貿易商をしていた小池の父親が早くから娘に聞かせてくれた言葉だ。そのためか、人生行路は格別だった。1971年にエジプトへの留学を選んだことや、アラビア語の通訳を経てニュースキャスターとして活動したかと思うと、40歳の時に政界入門を選んだことも。以後、アラビア語だけでなく、流暢な英語実力のグローバルイメージ、放送出身者らしくメディアを扱う上手な腕前で大衆に受け入れられ、政治的賭けでずっと連勝を記録してきた。安倍内閣初の女性国防長官を務めたが、党内非主流で、昨年、東京都知事選挙に候補推薦をしてもらえることができず、無所属出馬した結果、圧勝を収めた。今年7月は「都民ファースト会」を通じて、東京都の議会選挙でも突風を続けた。

◆これまでは局地戦なら、来月22日に予定されている総選挙は全面戦。北朝鮮の核危機を口実にした安倍の3回連続当選の賭博が成功するか、安倍独走を食い止めるアイコンとして浮上した小池の新党勝負が成功するかが日本を越えて世界の関心事となっている。しかし、私たちには小池の極右性向は極めて居心地が悪い。慰安婦の強制連行を否定し、1日の関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式に追悼文を送る習慣も無視した。国粋主義的性向では安倍とは五十歩百歩、いやもっとひどいという評価である。誰が勝っても、日本の右傾化の加速は避けられそうもない。

高美錫(コ・ミソク)論説委員