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[オピニオン]2度目の韓国系米大使

Posted August. 31, 2017 09:25,   

Updated August. 31, 2017 09:27

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壬辰倭乱の時、明の遠征軍を率いて朝鮮に来て平壌(ピョンヤン)城で倭軍を大破した李如松は、韓国戦争で言えば、仁川(インチョン)上陸作戦で一気に戦勢を覆したダグラス・マッカーサーに相違ない人物である。彼が優れた将帥だったという公式記録の裏には、朝鮮人を相手に行った横暴が、もっぱら伝えられている。李如松は、明に帰化した朝鮮人出身の遼東摠兵官「イ・ソンラク」の息子である。高麗末や朝鮮初期に遼東に渡った家の子孫だったと推定される。

◆ソン・キム元大使は、バラク・オバマ大統領時代だった2011年、韓米修交後129年ぶりに韓国系駐韓米大使に任命された。一部では韓国語と英語が共に流暢な米大使であるだけに、誰よりも韓国の立場を深く理解し、時には韓国側に立つだろうという期待が出てきた。しかし、私たちと同じような顔を見て、彼は厳然と米国の利益のために働く米国人大使だという点をしばらく忘れて、過度に大きな期待をかけたのかも知らない。

◆次期駐韓米大使にビクター・チャ・ジョージタウン大学教授が内定されたという。任命されれば、2度めの韓国系駐韓米大使となる。北朝鮮の核とミサイルが米国の直接的脅威になって、韓米がこれまで以上に協力しなければならず、もしかすると対立することもありうる局面で大使に内定された。チャ次期大使は、ジョージ・ブッシュ大統領時代にホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のアジア局長に任命された時、「韓国が私に持つ期待は、おそらく満足させることができないだろう」と語った。今回大使に内定された心情も大きく異ならないだろう。

◆チャ次期大使の父親は、1950年代にコロンビア大学の留学生として米国に渡り、住み着いた。キム元大使やチャ次期大使共に、両親が韓国人で妻も韓国人だ。ただし、キム元大使は、中学1年生まで韓国で通ってから米国に移住した同胞1.5世代なのに、チャ次期大使は米国で生まれ育った韓国人2世代である。キム元大使よりもはるかに米国に深く入っている。韓国語はできるが、韓国の駐米特派員たちとも韓国語では話さない。韓国系だが徹底的に米国人である大使が来るものだと考えればいい。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員pisong@donga.com