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内モンゴルと習近平の「強軍の夢」

Posted August. 01, 2017 09:23,   

Updated August. 01, 2017 11:36

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モンゴル、ロシアと国境を接している内モンゴルは1947年、中国で最初の自治区として承認された。私たちには黄砂の発生地としておなじみの地名である。春になると、ゴビ砂漠で発生した砂埃が韓半島の空を襲ってくる。

◆内モンゴルは、単なる砂漠地帯ではない。中国が宇宙崛起、軍事崛起の夢を育てる最前線である。有人宇宙船を発射する酒泉宇宙センターも、アジア最大の軍事訓練基地である珠日基地もここにある。先月30日、人民解放軍創建90周年の閲兵式が行われたところがまさに珠日基地、将来の戦争に備えた合同戦術訓練のために、20年前に大々的に整備したところだった。

◆同日の閲兵式には、1万2000人余りの兵力、約120台の軍用機、米本土を打撃できる新型大陸間弾道ミサイルなどの最先端軍装備が総出動された。習近平主席は異例に、まだら模様の戦闘服姿でジープに乗って軍を査閲し、人民軍は「主席」という最大尊称を叫びながら敬礼した。軍事大国の誇示とともに習主席1人体制が強固になったというシグナルだ。通常、国慶節(10月1日)を記念して、北京の天安門広場で開催された閲兵式を、今回はなぜ建軍節、それもあえて遠い珠日基地で開催しただろうか。そのヒントは、チンギス・カンと康熙帝を持ち出した中国新華社通信の記事から見つけることができる。

◆珠日とは、モンゴル語で「心臓」という意味だ。中国史上最も長い間政権の座についていた康熙帝が、約300年前に反乱を鎮圧したところであり、800年前にチンギス・カンの世界征服の出発点になった心臓のようなところである。珠日基地は、ユーラシア遠征のためにチンギス・カンが出征したところとも近いと、新華社通信は伝えた。13歳の時に父を亡くし、数々の苦難を経験したチンギス・カン、彼は不屈の意志で、辺境の遊牧民を率いてギリシャのアレキサンダー大王を超える大帝国を建設した。史上初の建軍節記念の閲兵式、習主席の野心的挑戦がその裏でちらつく。