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近所の写真館

Posted July. 31, 2017 09:41,   

Updated July. 31, 2017 09:52

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忘れて過ごしていた古い写真アルバムをめくると、時間を遡ったような錯覚に陥ることがある。色褪せた初誕生日の写真の中で、男の子たちは、韓服を着て帽子である幅巾まで着飾った状態で、立派に笑っている。女の子たちはチマ(スカート)、チョゴリに帽子をかぶった。中高校に進学する時は、父や母と一緒に記念写真を撮った。今見ると、両親と私がこんなに似ていたのかと驚いたりする。近所の写真館は若かった両親を記憶の中に長くとどまらせてくれた。

◆最近、写真館は実際の年齢より4、5歳は若く見えるように写真を撮ってくれる。染みやくすみ、シワを取り除くので、顔が一段と明るくなったおかげである。入社願書に張る写真の中の人物と志願者が、果たして同じ人なのか疑われるほど、その差が大きい時も多い。整形手術にほかならない。フォトショップ・プログラムの威力で、「オリジナル不変の法則」は力を失って久しい。写真館のオーナーたちが、単純に写真だけを撮っては生き残るのが難しい時代になったのである。

◆各写真館は、2000年代の初めから新技術の集中的攻撃を受け始めた。デジタルカメラが出て間もなく、カメラ機能を備えたスマートフォンが登場した。フィルムの制約なしに誰でも写真を撮ることができようになり、写真館は、「プリントするところ」へと押し出された。2003年からは、フィルムの原版や写真ファイルの所有権が消費者にあるという消費者被害補償規定が施行された。顧客が写真を撮った後、ファイルを持って行けば、再び写真館を訪れることが以前よりはるかに減少した。写真館数が2007年の3万カ所から、今年は1万4000カ所へと半分に減った原因である。

◆政府が7月から公共機関に「ブラインド採用」を導入したことを受け、写真館は、もう一つ決定的な打撃を受けることになった。写真館収入の70〜80%を占めるという証明写真の仕事が途切れる危機に置かれている。韓国プロ写真協会会員1000人余りが28日、断髪までしながら生存権デモに出た理由である。すでに入学式場や卒業式場でプロのカメラマンを見つけるのが難しくなった。写真館が新技術と政府政策に押され続けて、一つ二つとなくなることになれば、私たちの情愛に満ちた記憶まで消えることになるかもしれない。