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安倍とマクロンの傲慢

Posted July. 26, 2017 08:51,   

Updated July. 26, 2017 09:02

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光海君を追い出した後、王になった仁祖が朝に論語の勉強をしていた時、「富而無驕」(裕福でも傲慢でない)の一節で止まった。ある臣下が、「地位が高ければ自ずと傲慢になり、俸禄が多ければ自ずと贅沢になる。人はみなそうだ」と言った。昔、王たちは上には空と先祖を恐れ、下には臣下、さらに百姓までも恐れた。論語の教えでなくとも、帝王学では傲慢を警戒の対象とする。

◆日本の安倍晋三首相は2006年に首相になって1年で退いた。2012年に再び政権に就き、過去の失敗を繰り返さなかった。国民の心を読んで意思疎通の能力を発揮した。大胆な金融政策と素早い財政政策、新たな成長戦略「3本の矢」で代表される「アベノミクス」を実施し、日本の若者の就職の心配をなくした。その結果、今年初めまで50~60%の「コンクリート支持率」を誇り、第2次世界大戦以降3番目の長期政権となった。

◆その安倍氏が24日、毎日新聞の調査で支持率が26%まで墜落した。「安倍2期」後、最低値だ。日本の内閣制下で支持率が20%台から回復しない首相はほとんどが退いた。支持率が急落したのには、友人の大学に獣医学部を新設するよう圧力を加えたという「加計問題」がある。長期政権による傲慢のためだったのか。「プロセスに一点の曇りもない」という釈明を日本国民がどれだけ信じるだろうか。高い支持率がある瞬間に崩壊したのを目の当たりにして、「民心は虎のようだ」という言葉が思い浮かぶ。

◆フランスのマクロン大統領の支持率も最近54%から10ポイント急落した。強気の予算削減と合同参謀議長の更迭など改革を推進して現れた権威主義的なやり方がブーメランとなった。マクロン氏は、国防予算の削減に反発する軍首脳部に対して、「私があなたたちの上官だ。どんな圧力も助言も必要ない」と力で推し進める態度を示した。古今東西を問わず、蜃気楼のような支持率に酔って、怖いものはないといった振る舞いの指導者が迎える運命は似ているだろう。