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平昌五輪南北統一チーム提案、金正恩委員長も同意するだろうか

平昌五輪南北統一チーム提案、金正恩委員長も同意するだろうか

Posted June. 26, 2017 08:59,   

Updated June. 26, 2017 08:59

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、来年2月に開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪の南北統一チームの構成を提案した。文大統領は25日、全羅北道茂朱(チョンラプクト・ムジュ)で開かれた世界テコンドー選手権大会の開幕式で、「1991年に初めて南北統一チームを構成して最高の成績を収めた世界卓球選手権大会と世界青少年サッカー大会の栄光をまた見たい」と明らかにした。北朝鮮テコンドー演武団が10年ぶりに訪韓して演武を披露するなど、新政権発足後に実現した南北スポーツ交流を機に、膠着した南北関係の突破口を開きたいという希望だろう。

スポーツがすべての障壁と断絶を崩壊させる最も強力な平和の道具という文大統領の発言は一理ある。実際、1991年の千葉世界卓球選手権大会で、韓国の玄静和(ヒョン・ジョンファ)と北朝鮮の李芬姫(リ・ブンヒ)が統一チームで女子団体戦で優勝し、南北は感動して一つになった。南北選手団が朝鮮半島の旗を掲げて初めて同時入場した2000年のシドニー夏季五輪から2007年の長春アジア冬季競技大会まで9回の国際スポーツ行事に南北が合同入場し、和解ムードを高めた。しかし、北朝鮮が核・ミサイル実験だけでなく、2008年に韓国人観光客を無惨に殺害したことで南北関係が今の膠着状態に至った。

7ヵ月後に迫った平昌冬季五輪までに南北統一チームの構成が現実的に可能かも疑問だ。北朝鮮はフィギュアのペアを除いてはまだ出場権を獲得した種目がない。今回訪韓した張雄(チャン・ウン)北朝鮮IOC(国際オリンピック委員会)委員も、「南北統一チームは容易ではなく、共同開催には遅い」と話した。そして、「卓球が中米関係を改善したというが、(両国の)政治的地盤が固まったのでピンポンを触媒に利用した」とし、「スポーツの上に政治がある」とさとすように言った。南北間にも政治的環境がまず造成されてこそ統一チームが可能ということだ。

文大統領としては南北関係で、大衆的なスポーツ交流から始めて、秋夕(チュソク、旧暦の8月15日)の離散家族再会、10・4南北首脳宣言10周年行事など南北和解・協力のイベントを通じて核問題を解決するという考えがあるのかもしれない。しかし、北朝鮮の労働新聞は25日、「朝米間の問題である核問題を南北間で解決するということは、実現されることのない無駄な妄想」と釘をさした。北朝鮮の民族和解協力委員会も23日、文政府に対する9つの公開質問を通じて、米軍事合同訓練の中止、南北対話の条件からの核問題の排除、対北制裁の撤回などを求めた。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が核とミサイルを決して放棄しないと言っているにもかかわらず、文大統領が対話にしがみつくなら、北朝鮮に対する交渉力だけが弱まる恐れがある。急いでは思い通りならないのが南北関係だ。