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文大統領は毅然とした対北圧迫で金正恩氏に見下されるな

文大統領は毅然とした対北圧迫で金正恩氏に見下されるな

Posted May. 16, 2017 09:04,   

Updated May. 16, 2017 09:04

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北朝鮮が14日に発射したミサイルは、米アラスカまで攻撃できる新型中長距離弾道ミサイル(IRBM)で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に接近したと指摘されている。北朝鮮のメディアは15日、「戦略弾道ロケット『火星12』の実験発射に成功した」とし、ミサイルが「最大頂点高度2111.5キロまで上昇飛行し、787キロの公海上の目標水域を正確に攻撃した」と伝えた。専門家たちは、北朝鮮が高角ではなく正常な角度で発射する場合、射程距離が4000~6000キロに達すると推定した。韓国軍は、今回のミサイルの飛行距離が短く、地上で発射されたことを取り上げてICBMや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は違うと見たが、北朝鮮が予想外に強力なミサイルを開発したのだ。

北朝鮮は、「火星12」のミサイルに大型の重量の核弾頭の装着が可能だと主張した。また、「苛酷な再突入の環境で、核弾頭爆発システムの動作の正確性を確証した」と明らかにし、ICBM開発の最後の関門である大気圏の再進入の技術でも進展があることを示唆した。軍は、今回のミサイルの下降速度がマッハ15~24と推定され、ICBM(マッハ24以上)よりは遅いとし、再進入技術はまだ確保できていないと見ている。しかし、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)はマッハ7以上なら迎撃できず、高高度防衛ミサイル(THAAD)でもマッハ14まで迎撃でき、事実上、北朝鮮の脅威に無防備にさらされることになる。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が「米本土と太平洋作戦地帯が米国の攻撃圏内に入っている」と警告したことを嘘と見なすことは難しくなった。金委員長は3月、高出力ロケットエンジンの燃焼試験に成功すると「3・18革命」とし、「どんな思弁的意義を持つのか全世界がまもなく目の当たりにするだろう」と予告した。今回の発射には、このエンジンを1つだけ使用したが、いくつかまとめればICBMの推進体になることができる。北朝鮮の核ミサイルが米本土と太平洋米軍基地を攻撃できるようになる場合、有事の際、米国の増員戦力の投入にも支障が生じる。「まだそのような水準ではない」と余裕を持つには北朝鮮の核とミサイル開発のスピードがとても速い。

米国は今回の挑発を強く非難し、国際社会と北朝鮮への圧迫を一層強化する態勢だ。「韓半島4月危機説」が過ぎ、米朝対話の可能性が提起されたが、トランプ政権が対話に出る大義名分は減った。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対応が重要だ。交渉で非核化を促進するという構想は、趣旨は良くても現段階では説得力を持てない。国際社会の気流とかけ離れた対話論で北朝鮮の盾の役割でもするなら、韓米同盟に亀裂が入り、金委員長も内心で文在寅政府を見下すだろう。後に交渉カードを重要に使うためにも、今は金委員長の核放棄を圧迫することが正しい。文大統領が決然たる態度を見せなければならない。