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戦時でないのに化学兵器テロをした北朝鮮、国際公論化が至急だ

戦時でないのに化学兵器テロをした北朝鮮、国際公論化が至急だ

Posted February. 27, 2017 08:33,   

Updated February. 27, 2017 08:35

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米国のトランプ政権が北朝鮮を「テロ支援国」に再指定することを検討しているという。北朝鮮が金正男(キム・ジョンナム)氏の毒殺に化学戦にでも使う神経性毒ガスVXを使ったことが確認されたためだ。27日にスイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会とジュネーブ軍縮会議に出席する尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官も、国際社会の積極的な対応を求める計画だ。今回しっかり報復しなければ北朝鮮は再びテロを犯す可能性が高い。

北朝鮮の化学兵器保有量は25種2500~5000トンにのぼる。米国、ロシアに続き世界第3位だ。韓国国民を全員殺傷しても余る量だ。炭疽菌など生物兵器も13種もある。北朝鮮はこのような生物化学兵器工場を17持っている。より大きな問題は、北朝鮮が有事の際はもとより平時にも生物化学兵器で韓国の要人暗殺や社会混乱を引き起こす危険性が高いということだ。特に炭疽菌やコレラ、天然痘などの細菌兵器は、攻撃の背後を見つけることが難しい。韓国が北朝鮮の核問題にだけ集中して看過してきたことだ。

国防部の分析によると、北朝鮮は戦争1日目に長射程砲と航空機で生物化学兵器31トンを韓国に一度に散布する計画だという。これによる予想犠牲者は最高280万人にのぼる。にもかかわらず、化学兵器防護機能がある防空壕は非常に不足している。政府が運営、管理する210の避難施設のうち化学兵器防空壕は30にすぎない。民間が管理する全国約2万3000の避難施設は無防備状態だ。

世界192ヵ国が加入した化学兵器禁止機関(OPCW)に韓国は入っているが、北朝鮮は加入しなかった。このため、北朝鮮がOPCWに加入して生物化学兵器を全量廃棄するよう国際的圧迫のムードづくりが必要だ。防空壕を再整備し、防毒マスクを普及させて、生物化学攻撃に備えた訓練も定期的に実施しなければならない。在韓米軍は、軍人だけでなく家族にも防毒マスクを支給し毎年実戦避難訓練を行う。「対岸の火事」を見るような態度を取っている時ではない。