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[社説]タブレットPCについてウソを言った聴聞会の証人を告発すべきだ

[社説]タブレットPCについてウソを言った聴聞会の証人を告発すべきだ

Posted December. 19, 2016 08:32,   

Updated December. 19, 2016 08:33

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先月15日、国会の「崔順実(チェ・スンシル)国政壟断」を巡る国勢調査の特別委員会の聴聞会で、与党セヌリ党の李晩熙(イ・マンヒ)議員が、証人であるパク・ホンヨン元Kスポーツ財団課長と国政壟断の重要物証であるタブレットPCに関してやり取りした問答が、事前に調整されたという主張が持ち上がった。コ・ヨンテ元ザ・ブルーK理事は13日、月間中央(チュンアン)とのインタビューで、パク元課長について、「セヌリ党のとある議員と事前に口裏を合わせ、4回目の聴聞会で偽証をするだろう」と主張したが、実際、聴聞会で似たようなことがすすめられて、持ち上がった疑惑だ。

コ氏はインタビューで、セヌリ党の議員がパク元課長に対し、「崔氏と働きながら、タブレットPCを見たことがあるか」と尋ねると、「(崔氏ではなく)コ氏が持ち歩くのを見た」というストーリーで行われるだろうと主張した。実際の聴聞会で、李議員が同じ質問をすると、パク元課長は、「コ氏が持ち歩いていた。充電器を買ってくるように言われたが、ピンがずいぶん前のバージョンだったので買えなかったことがある。そのため、コ氏に嫌味を言われ、そのため覚えている」と答えた。しかし、パク元会長は、最大野党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)議員の質問に、「タブレットPCは、崔順実のモノだ」と話した。李議員は、「偽証教唆に関する内容は明白な虚偽事実だ」と強く否定した。コ氏が、李議員とパク課長との問答について、事前にどう知ったのかについても把握する必要がある。

パク議員が公海した録音記録によると、崔氏は10月末、ドイツから帰国する前に知人に、「コに対して、しっかり気を付けるように、あいつらがこれを完全にでっち上げて、あいつらがあれこれを盗んで、こうしたというふうに追い詰めなければならない」と、タブレットPCに関して偽証するよう指示した。朴槿恵(パク・グンヘ)大統領の演説文修正などの国政壟断を裏付ける資料が入っているタブレットPSの証拠能力を否定するのが、崔被告の法廷での戦略のようにみられる。崔被告は、タブレットPCは自分のモノではなく、自分は使い方すら知らないと主張したが、検察は通信記録などを根拠に、崔被告のモノに間違いないと最終結論を下した。

今回の聴聞会で、金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長は崔順実を知らないとしらを切ったが、「名前は、自分は聞いていないとは言えない」と覆した。チョン・ユラ氏特別恩恵入学についても、梨花(イファ)女子大の関係者らの偽証議論が後を絶たなかった。国会での証言や鑑定などに関する法律によると、偽証をすれば、1年以上10年以下の懲役に処されかねない。聴聞会の実効性を高めるためにも、不出席、偽証などの場合は国会が徹底的に責任を問わなければならない。



한기흥기자 ハン・ギフン記者 eligius@donga.com