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東倉里を正常復旧した北朝鮮、挑発国家に「平和的宇宙技術」はない

東倉里を正常復旧した北朝鮮、挑発国家に「平和的宇宙技術」はない

Posted March. 12, 2019 08:29,   

Updated March. 12, 2019 08:29

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北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場が正常稼働状態に復旧し、ロケット発射またはエンジン実験の準備と見える動きが米戦略国際研究所(CSIS)の衛星写真の最新の分析結果で明らかになった。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「北朝鮮が何をするのか目を見開いて正確に見ている」と述べた。韓国政府も、「ミサイル発射準備の可能性などすべての動向を綿密に監視している」とし、与党院内代表も「非常に憂慮せざるを得ない」と述べた。

北朝鮮のこのような動きが、具体的に何を狙っているのかは明らかではないが、ハノイでの米朝首脳会談決裂後、トランプ政権に対する不満を示しているのだろう。韓米政府は、これが一時的な不満表示や交渉力強化のための能力誇示で終わらず、実際の挑発につながる可能性を懸念している。特に、トランプ氏は連日、北朝鮮に失望感を示している。トランプ氏が東倉里の復旧を「フェイクニュース」だと無視しないという点も、米メディアは注目している。

北朝鮮は過去にも、交渉の決裂や自分の思いどおりにならなかった時は、武力示威と軍事挑発で緊張を高める瀬戸際戦術を使ってきた。対外的に核の脅威の深刻性を呼び起こし、対北政策基調を変えさせる狙いがあり、過去何度もこのような関心を引く戦術が効いたことがあったからだ。今回のミサイル動向も、核施設だけでなく核兵器や核物質、生物化学兵器まで完全廃棄に釘をさそうとする米国の「ビッグディール」要求に反発する典型的な北朝鮮式対応だ。

北朝鮮が東倉里で、ロケット発射であれエンジン実験であれ行動に出る場合、軍事用ミサイルではなく平和的な人工衛星だと主張する可能性が高い。対外的に衛星発射計画を公表し、故金日成(キム・イルソン)主席の誕生日(4月15日)まで徐々に脅威を強める長期心理戦を行う可能性もある。北朝鮮は2012年、核・ミサイル実験の中止と食糧無償支援を交換する2・29合意に署名しても、「平和的衛星発射は別」とし、長距離ロケット発射を強行したことがある。しかし、国際社会はこれまで一度も衛星発射という北朝鮮の主張を認めたことはない。

北朝鮮に平和的核技術や平和的宇宙技術はあり得ない。原子力発電と宇宙発射体に利用する核・ロケット技術は、国際ルールに忠実な正常な国家に許されるのであって、北朝鮮のように挑発に明け暮れる「ならず者・犯罪国家」には決して許されない。トランプ政権が、脅威と挑発後に交渉が行われ、さらなる挑発へと続く悪循環をこれ以上容認することもないだろう。北朝鮮はこれまでの対話局面を破局に向かわせる自害的衝動から一日も早く抜け出さなければならない。