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前最高裁長官が逮捕…司法府の恥辱、落ちた国の品格

前最高裁長官が逮捕…司法府の恥辱、落ちた国の品格

Posted January. 25, 2019 08:30,   

Updated January. 25, 2019 08:30

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梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長(最高裁長官)が24日未明、ソウル拘置所に収監された。2017年9月に退任して489日後に逮捕された梁容疑者は、令状実質審査の時、複雑な心境を「恥ずかしい」と述べた。司法府のトップを務めた者として後輩の裁判官の前に被疑者として立つことになったことを個人の屈辱を越え、司法府の羞恥と思ったのだろう。裁判所は、朴炳大(パク・ビョンデ)前大法官(最高裁判事)に対しては2度目の逮捕状の請求を棄却した。

ソウル中央地裁の明在権(ミョン・ジェグォン)部長判事(令状担当)は、「犯罪事実の相当部分の容疑が確かだと推測され、事案が重大だ」とし、逮捕状を発行した。キム・アンド・チャン法律事務所の弁護士に会って、「物議を起こす裁判官」文書に「V」を記した情況証拠と前現職裁判官の供述などを根拠に証拠隠滅の恐れがあると判断した。しかし、前大法院長を逮捕するほどの証拠と法理が十分かは疑問だ。逮捕状の発行は、強制捜査の必要を認めたことなので、梁容疑者に適用された職権乱用の疑いの有無罪は法廷で判断されるほかない。

令状実質審査を控えて、裁判所労組や民主労組は、逮捕捜査を迫った。担当裁判官が心的負担を感じるほかない状況で、不逮捕捜査と裁判の原則を忠実に考慮することは難しかったかもしれない。2人の前職大統領に続き、前司法府トップまで逮捕された状態で裁判を受けることになる不幸な事態を避けることができなかったのか残念だ。

検察は「これからが始まり」とし、捜査チームの戦列を整えている。「有罪の立証」に力をつくすことは当然だが、無理な捜査拡大の誘惑にかられてはならない。徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員など裁判請託の政治家の捜査をあいまいにするという話ではない。数ヵ月前、捜査責任者が「裁判所を生かす捜査」と言ったことを思い出す必要がある。裁判と訴追を分担する裁判所と検察は、司法の正義を立てるうえでなくてはならない機関だ。どちらか一方が揺らげば、司法の正義まで揺らぎ、国民が被害を受けるほかない。

前司法府トップの逮捕に衝撃を受けた裁判官は、解散した旧統合進歩党関連の訴訟の再審請求など「裁判不信」事態を懸念している。金命洙(キム・ミョンス)大法院長は24日、出勤の時、「実に惨憺たる思いであり、恥ずかしい」と2度頭を下げた。司法府の独立を阻害する権力の外圧や内部の圧力まで遮断し、法律と良心に従った裁判の気風を興してこそ、崩壊した司法への信頼を回復することができる。恥辱を踏み越えて司法府が新たな歴史を書くという覚悟で裁判官一人ひとりが自浄と刷新に努力しなければならない。