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会おうと言って核心に背を向けるトランプ氏と金正恩氏、非核化は遠ざかる

会おうと言って核心に背を向けるトランプ氏と金正恩氏、非核化は遠ざかる

Posted January. 03, 2019 07:39,   

Updated January. 03, 2019 07:39

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トランプ米大統領が2日、「北朝鮮が素晴らしい経済発展をする潜在能力を持っていることをよく理解している金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に会うことを私も楽しみにしている」と明らかにした。トランプ氏は、正恩氏が新年の辞で、「核兵器を作らず、核実験も行わず、いつでも大統領に会う準備ができている」と述べたというメディアの報道を引用して、このようにツイッターに投稿した。しかし、正恩氏が北朝鮮に対する制裁の解除を求め、「新しい道」を警告したことについては言及しなかった。

ひとまずトランプ氏は、2回目の米朝首脳会談の意思を再確認し、正恩氏に肯定的に応えたが、膠着状態に陥っている米朝関係に突破口が開かれることは容易ではなさそうだ。米朝が対話はしようと言いながらも互いの核心要求についてはとぼける状況だからだ。トランプ氏も正恩氏が要求した制裁解除について言及せず、「北朝鮮の経済発展の潜在能力」を取り上げ、非核化から急げという迂迴的なメッセージを送った。正恩氏も、「完全な非核化」の約束を再確認しただけで、核廃棄の計画については一切言及しなかった。

トランプ氏の反応は当分の間は対話の基調を維持し、状況を管理するとみえる。トランプ氏はこれに先立ち、投稿した映像メッセージでも、「私たちはうまくやっている。急がない」とだけ述べた。米国務省は、異例にも正恩氏の新年の辞について、「論評を控える」と述べた。当分の間、忍耐をテストしてみようという意味と読める。北朝鮮は昨年11月初め、金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長の訪米を取り止めて以来、実務交渉そのものを拒否し、首脳会談に直行することを求めている。

このような神経戦が長期化し、突発状況でも発生すれば、韓半島は再び危機の荒波に飲み込まれる恐れもある。北朝鮮はすでに非核化離脱の可能性を示唆し、「核保有国」の地位で米国と軍縮交渉をするという態度を強めている。さらに韓国側には韓米合同軍事演習の中止を要求し、韓米を仲違いさせようとしている。米国もこのような北朝鮮をただ傍観するわけではないが、核心の非核化が遠ざかる現実を直視し、より積極的な解決策を模索しなければならない。時間は、北朝鮮の味方でも米国の味方でもない。