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南北鉄道連結「着工イベント」、非核化がなければここまでだ

南北鉄道連結「着工イベント」、非核化がなければここまでだ

Posted December. 27, 2018 09:20,   

Updated December. 27, 2018 09:20

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韓国と北朝鮮は26日、京義(キョンウィ)線鉄道と東海(トンヘ)線道路の連結および現代化に向けた着工式を開城(ケソン)の板門(パンムン)駅で開いた。南北首脳が「9月の平壌(ピョンヤン)共同宣言」で合意した年内の着工式開催を象徴的に履行したのだ。米朝非核化交渉が足踏み状態で、国際社会の北朝鮮に対する強力な制裁が続く状況だが、非核化が進展すれば南北経済協力と共同繁栄の未来が開かれる可能性があることを約束する行事という点で、着工式は意味がある。

 

政府は、非核化が進展して制裁が緩和されれば、鉄道連結など経済協力を通じて南北間の信頼をさらに強め、北朝鮮側に経済発展を約束することで非核化を促進できると期待している。しかし、今回の着工式は、実際に工事を始めるための着工式ではなく、未来を約束する象徴的なイベントにすぎなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も、アルゼンチンで韓米首脳会談を行った後の1日の記者懇談会で、「着工ではなく何かを始めるという意味の着手式」と規定したように、工事の開始は北朝鮮の非核化の進展に合わせて国連の制裁が解除されてこそ可能だ。21日に開かれた韓米作業部会第2回会合で国連制裁の例外適用が承認されたものも、着工式のために北朝鮮側に搬出される装備と物資に限定された。

米国をはじめ国際社会は、南北鉄道・道路の連結が制裁協力に亀裂をもたらしかねないという点で懸念と警戒の視線を向けている。そのような国際社会の視線でなくとも、北朝鮮が非核化履行に出る前に鉄道・道路連結のような核心インフラの支援が始まれば、北朝鮮を非核化に牽引する動力を失うことになるという点で、韓国政府も冷徹に線を引かなければならない。

2020年は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が提示した「国家経済発展5ヵ年戦略」が終わる年だ。正恩氏としても、来年には経済発展の顕著な成果を住民に示さなければならないだろう。南北が途絶えた鉄道をつなぐことになれば、韓半島縦断鉄道(TKR)の完成と共に、北朝鮮を通って大陸を経由し、欧州まで続く「鉄のシルクロード」が可視化される。韓国の技術と資本が投入され、北朝鮮の老朽した交通インフラが改善されれば、北朝鮮経済が最悪の窮乏と孤立から抜け出すうえで決定的な力になるだろう。そのようなバラ色の未来が現実になれるかは、ただ正恩氏の非核化の意思と実践にかかっている。5日後に出される正恩氏の「新年の辞」に、韓半島の非核化プロセスに再び動力を吹き込むことができる破格の提案と実践案が含まれなければならない。