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未曾有の元最高裁判事の拘束令状請求、司法不信を自ら抉り出すべきだ

未曾有の元最高裁判事の拘束令状請求、司法不信を自ら抉り出すべきだ

Posted December. 04, 2018 07:56,   

Updated December. 04, 2018 07:56

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司法行政権の乱用疑惑を捜査する検察が、朴炳大(パク・ビョンデ)・高永銲(コ・ヨンハン)元最高裁判事への逮捕状を、昨日請求した。検察は、「二人の元最高裁判事は共に容疑を否定しており、下級者たちとの供述がかなり異なっているので、拘束令状の請求は避けられない」と明らかにした。元最高裁判事らへの逮捕状請求は、司法史上初めてのことであり、裁判所内部の衝撃は少なくないだろう。彼らを拘束するかどうかは、令状実質審査を経て、5日頃に決まるとみられる。

朴元最高裁判事は、強制徴用の民事訴訟に介入するなど30以上の疑惑に、高元最高裁判事は、判事が巻き込まれた建設業者の賄賂裁判への介入など20余りの疑惑に関わった容疑が持たれている。 2014年2月から昨年5月まで、交互に裁判所行政処長を務めた二人が、司法行政などに批判的な判事たちに人事上の不利益を与える目的の「判事ブラックリスト」の文書について報告を受け、承認したということが事実であれば、言い訳の余地のない逸脱行為と言わざるを得ない。

ただちに裁判所は、彼らの令状実質審査を誰に任せるかから苦心するだろう。元最高裁判事らの令状が棄却されれば、「味方庇い」の批判に直面する恐れが大きい。その場合、違憲論議などで潜伏していた特別裁判所の導入を求める声が、与党圏から再び高まる可能性もある。相次ぐ令状棄却ですでに苦労しただけに、令状審査の公正性が疑われないように、裁判所が自ら厳正する必要がある。

朴元最高裁判事の令状に記載された疑惑は、159ページに上る。林鐘憲(イム・ジョンホン)元裁判所行政処次長の控訴状には、朴元最高裁判事が共犯として登場する。検察は梁承泰(ヤン・スンテ)元最高裁判所院長も年末を前後に被疑者として呼ぶだろう。朴元最高裁判事が起訴されれば、彼の控訴状には、梁元院長が登場するかもしれない。検察の捜査も今やピークに向かっている。

裁判所内部の陣痛が延々と続き、司法不信もさらに深まっている。裁判の結果に不満を抱いた人が、院長の出勤車に火炎瓶を投げつける出来事まで起きた。すると、安哲相(アン・チョルサン)裁判所行政処長は、「名医は患部だけを正確に手術する」として、検察捜査の長期化を迂回的に批判している。最近の事態は、未曾有の厳しい時期を迎えた司法部をそのまま見せている。

昨日、最高裁判所では、司法改革案をめぐって徹底的な討論が繰り広げられ、全国裁判所長会議も7日行われる。裁判官懲戒委は、疑惑にかかわった裁判官13人の処分のレベルを巡って審議を続けた。不信の根は抉り出すべきだが、裁判の不信へと広がる司法危機を放置することはできない。司法部が自ら過ちを正さなければ、外部の介入は避けられない。裁判所は、自省する姿勢で、司法改革を揺るぎなく推進しなければならない。