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韓国人初のインターポール総裁誕生、韓国警察も国際レベルに生まれ変わるべきだ

韓国人初のインターポール総裁誕生、韓国警察も国際レベルに生まれ変わるべきだ

Posted November. 23, 2018 07:30,   

Updated November. 23, 2018 07:30

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金鍾陽(キム・ジョンヤン)元京畿(キョンギ)地方警察庁長が21日(現地時間)、アラブ首長国連邦のドバイで開かれた国際刑事警察機構(インターポール)総会で総裁に選出された。韓国人としては初めてだ。194の加盟国を抱えているインターポールが、国際社会の警察協力を総括する組織であるということを勘案すれば、金総裁の当選は、韓国警察史に残る慶事と言える。

インターポールは、犯罪容疑者が海外に逃亡すれば、加盟国間の協力を通じて、事件の調査と所在把握、捜査協力などを行う機構だ。加盟国の間で起こりうる摩擦やトラブルを調整する必要があるため、総裁は専門知識はもとより、幅広いネットワークと外交手腕まで備えなければならない。金総裁は、米ロサンゼルス駐在官、警察庁外事局長などを経て、早目に「外事専門家」と評価された。

警察が国際社会での地位を高めただけに、これからは内部の信頼性向上にも目を向けてほしい。国民が見る警察のイメージが必ずしもよいものではない。国民の頭の中には、まだ過去の独裁政権時代、警察が公安を口実に権力を乱用して人権を侵害していた残痕が残っている。最近もともすれば、警察の不正や規律弛緩が挙げられる。「ドゥルキング」事件のように、政治的に敏感な事案については、ずさんな捜査を巡る議論が絶えない。

警察は今、前例のない変革期を迎えている。検察の排他的捜査指揮権が廃止され、警察が1次捜査権を持つ検察と警察との捜査権調停案が立法を待っている。生活安全と女性・青少年、交通などの住民密着型業務などと一部の犯罪捜査権が地方の自治警察に移る案も検討されている。増える権限と急速な変化に耐えほど、警察も変わらなければならない。