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南北と米国間のデタントの中、失踪した非核化の行程表

南北と米国間のデタントの中、失踪した非核化の行程表

Posted June. 27, 2018 10:27,   

Updated June. 27, 2018 10:27

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12日の米朝首脳会談から半月が経ったが、後続協議や非核化の実行措置はなされていない。代わりにポンペオ米国務長官は25日、「(北朝鮮の非核化に)期限を設けない」と明らかにした。トランプ米大統領の任期が終わる前、2020年までに北朝鮮の非核化を完了するという従来の発言から後退したのだ。

シンガポール共同声明で「早期の」後続協議を実施することで合意したが、北朝鮮は米国の会談開催の要請に応じず、米兵遺骨の引き渡しなど対米和解のジェスチャーだけを見せている。北朝鮮は毎年、朝鮮戦争勃発日から休戦協定締結日(6月25~7月27日)まで大規模な反米行事を繰り広げたが、今年は反米群衆集会も反米切手も姿を消した。これに対してトランプ氏は、「北朝鮮が反米の看板を下ろしている」と喜んだ。

北朝鮮が、非核化は最大限時間をかけ、トランプ政権の趣向に合うイベント性の措置を通じて制裁緩和と米朝関係の進展というアメだけ得ようとすることは、多くの専門家が懸念したことだ。中国がそのような北朝鮮を煽る可能性も高い。ポンペオ氏が24日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との電話会談で「中国に注目する」と発言したのも、北朝鮮の曖昧な態度が中国の影響によると判断したとみえる。

にもかかわらず韓国は、北朝鮮への融和策の速度を上げている。南北は26日に鉄道会談を行い、鉄道連結問題の協議に入った。国防部は、韓米乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアンと海兵隊合同軍事演習に続き、延坪島(ヨンピョンド)など北西島嶼防衛のために実施してきたK9自走砲と迫撃砲の海上実射撃演習も中止する動きを見せている。「ドミノ中止」が現実になる様相だ。トランプ氏は23日、韓米軍事演習を「挑発的」と発言し、演習時の米爆撃機の出撃については「クレイジー」とまで表現した。

幸い米政権と議会には韓米同盟の重要性を認識している人々が布陣しており、トランプ氏の思い通りに韓米連合防衛体系を揺るがすことはできないだろう。時間を最大限引っ張り、事実上、核保有国間の核軍縮交渉に非核化を変質させようという北朝鮮の戦術に対して米国も警戒しているので、北朝鮮が古い手法に回帰することも容易ではないだろう。平和と和解の芽は育てつつ、すべての過程が非核化と歩調をそろえるよう北朝鮮を牽引する努力が切実な時だ。非核化は投げ出して甘い和解にだけ没頭すれば、国際社会が黙認する核保有国北朝鮮に出会うことになるだろう。