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北朝鮮、核搬出で本気度を見せてこそ制裁緩和も始まる

北朝鮮、核搬出で本気度を見せてこそ制裁緩和も始まる

Posted June. 05, 2018 08:47,   

Updated June. 05, 2018 08:47

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米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は3日、対北制裁と関連して「時間が経てば制裁が緩和されることはあり得るが、今はそうではない」とし、「非常に厳格で強く稼動している」と強調した。これに先立ち、マティス国防長官は、「北朝鮮が非核化への検証可能で不可逆的な措置を見せた時だけ制裁が緩和され得る」と述べた。トランプ氏が1日、北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長に会った後、「もはや『最大限の圧力』という言葉はもはや使わない」と明らかにしたことで対北制裁の解除をめぐる論議が起きたため、火消しに出たのだ。

米国の対北政策のキャッチフレーズである「最大限の圧力」という言葉自体を使わないというトランプ氏の発言は、性急な制裁解除で過去の政府の失敗を繰り返すのではないかという憂慮をもたらした。これまで使ってきた核心用語を使わないということは、重大な方向転換と読まれるほかない。しかし、トランプ氏の参謀の発言を見ると、近く対北制裁が解除されそうもない。トランプ氏も、「新規制裁はしない」と述べたが、これまでの対北制裁については、「非核化履行の時までは解除しな」と明らかにした。

 それでも非核化完了前まで対北制裁は続くという従来の立場からは一定部分後退した発言であることも事実だ。クドロー氏も、「時間をめぐって緩和されるかも知れないが」と段階的制裁緩和の可能性を示唆した。マティス氏は、制裁緩和の前提に「検証可能で復帰不可能な措置」という条件を掲げた。可視的で真正性のある北朝鮮の非核化の措置が先行するなら、従来の性制裁の緩和のような補償措置が提供される可能性があるというメッセージということだ。

トランプ氏も、非核化の一括履行は難しいことを事実上認め、「プロセス」と述べた。ただし、その過程は非常に速かになされるべきで、その開始も単純な約束ではなく大胆な行動で見せなければならないと求めている。完成された核弾頭や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の早期海外搬出といった重大な初期措置を求める理由だ。そうしてこそ、非核化の意思を信じて北朝鮮に対する安全保障プロセスも、各種制裁の緩和も始めることができるということだ。

 

北朝鮮は非核化を一度に成し遂げることは難しいと主張するが、国連安全保障理事会の対北朝鮮決議はもとより世界各国の独自措置までこまかく組まれた対北制裁を一度に解除することは、より一層困難にする。結局、北朝鮮が急いで大胆な核廃棄の実行に出て、本気度を見せてこそ国際社会の対北制裁の緩和も伴うかもしれない。ひいては北朝鮮が完全な非核化を迅速に達成すればするほど、完全な制裁解除、すなわち国際社会での堂々とした編入もそれだけ早まるかもしれない。