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金正恩氏、「完全な体制保証」を受けたいなら早期に核の搬出を決断せよ

金正恩氏、「完全な体制保証」を受けたいなら早期に核の搬出を決断せよ

Posted June. 02, 2018 09:04,   

Updated June. 02, 2018 09:04

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ポンペオ米国務長官は1日午前、ニューヨークで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長と会談を終えた後、「実質的な進展がなされたが、合意に至るには金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の大胆なリーダーシップが必要だ」と話した。そして、「トランプ大統領と私は、金正恩氏がそのような決断を下すことができる指導者であり、今後数週間、数ヵ月内に合っているかテストする機会を持つと信じる」と強調した。トランプ氏は2日、ワシントンを訪問する金英哲氏に会って、正恩氏の親書を受け取る。

ポンペオ氏と金英哲氏は今回のニューヨーク会合で非核化の方式をめぐって米国の「速戦即決一括履行」と北朝鮮の「段階的・同時的措置」の接点を模索した。その結果、北朝鮮の非核化と体制保証の交換という大きな絵ではかなりの部分、意見が接近しているようだ。しかし、非核化の範囲と速度では依然として「まわしの取り合い」をしている。特にポンペオ氏が言及した「大胆な決断」と「数週間、数ヵ月内のテスト」は、北朝鮮が完全な非核化の意思を確かに示すために、保有する核弾頭と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の早期海外搬出のような大胆な初期履行の要求を受け入れなければならないという意味とみえる。

米国が北朝鮮に大胆な初期履行を強調するのは、数日前、ポンペオ氏が北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)の見返りとして言及した「完全かつ検証可能で不可逆的な体制保証(CVIG)」とかみ合っている。特に、ポンペオ氏は政権交代が頻繁な米国の国内の政治的環境の変化に関係なく北朝鮮に対する体制保証が続くよう米朝合意を条約化し、議会の批准を受けると明らかにした。米朝合意が米議会の批准を受けるには、何より北朝鮮が非核化の意思に対する疑念を払拭しなければならず、このためには非核化初期に大胆な履行措置を通じて明確に示さなければならない。その意味で、核兵器の早期搬出は米議会が保証するCVIGを得るための必要条件と言える。

しかし、金正恩氏はためらっている。金正恩氏はロシア外相に会って、「朝鮮半島の非核化に対する我々の意思は変わりなく、一貫して明確だ」としつつも、「各自の利害を満たす解決法を模索し、段階的に解いていくことを望む」と述べた。トランプ氏の突然の会談中止に驚いてひとまず低姿勢に出たが、段階的解決法は譲歩できないという態度だ。これでは正恩氏がいくら言葉で、さらに親書で非核化を約束しても、真正性が疑われるしかない。まず大胆な非核化の実践に出てこそ望む体制保証も勝ち取ることができる。