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蘇った米朝首脳会談…保証に立った文大統領の負担

蘇った米朝首脳会談…保証に立った文大統領の負担

Posted May. 28, 2018 08:30,   

Updated May. 28, 2018 08:30

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危機に陥っていた米朝首脳会談が再び推進されている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は26日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との2回目の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談で、「6月12日に予定された歴史的な米朝首脳会談に対する確固たる意思」を明らかにし、トランプ氏も「6・12シンガポール会談」と関連して「変えていない」とし、再推進の意向を明確にした。米朝は、首脳会談準備のための実務会談を米国で行っており、ホワイトハウスは儀式・警護のための事前準備チームをシンガポールに送った。

米朝首脳会談は、北朝鮮の「再考」警告とトランプ氏の「中止」書簡、そして南北緊急首脳会談を経て劇的に蘇った。この過程で正恩氏の態度変化が注目された。予想できない米国の首脳会談中止の知らせに追い込まれた正恩氏は25日、会談修復を事実上懇請する談話を出し、文大統領にも緊急救助の要請を送った。南北首脳会談はこのような正恩氏の焦りと文大統領の仲裁の意思が相まって、要請翌日に電撃的に板門店の北朝鮮側統一閣で非公開で行われた。

この過程で文大統領は米朝間の仲裁努力を越えた「保証外交」を展開した。文大統領は27日、会談の結果を発表し、「金正恩氏は再び完全な非核化の意思を明確にした」と明らかにした。「朝鮮半島の非核化に向けた共同の努力」と表現した北朝鮮報道機関の報道を越え、正恩氏の「完全な非核化の意思」を事実上保証したのだ。さらに、正恩氏には非核化にともなうトランプ氏の「敵対関係の終息と経済繁栄の協力」の意向を伝えた。

このような保証外交には少なからぬ危険負担がともなうほかない。単純に米朝会談を修復させる水準ではなく会談が成功裏に終わってこそその責任を全うできるためだ。もし米朝会談が再び漂流したり失敗に終わるなら、保証人は双方に頬を殴られる身となりかねない。

この数日間で反転に反転を繰り返した情勢が起こったのは、米朝相互に最小限の信頼すら持つことができない根深い不信から始まった。トランプ氏の突然の会談中止は、北朝鮮が先手を打つことを憂慮して先に行動に出たためと米メディアは伝えた。米国が北朝鮮の非核化の意思を、北朝鮮が米国の体制保証の意思を疑う状況で、米朝は相手が果たして会う意向なのか確信できなかったのだ。このような「騙し騙される」ゲームのムードではいかなる成功も保証できない。

今回の騒動を機に、首脳会談の推進方式も抜本的に変わるムードだ。これまでは米朝両首脳が核心議題をめぐって談判する「トップダウン方式」のビッグディール交渉が進められると予想された。しかし、もはや米朝は両首脳が事前に用意された合意文に署名する「セレモニー」会談にするための本格的な実務交渉に入った。このような首脳会談が一般的な首脳外交の慣例でもあるが、それでこそ歴史的な米朝会談の成功も確実に保証できる。

米朝双方はシンガポール首脳会談まで残る2週間、韓半島の非核化と平和体制の構築に向けた具体的な履行計画を事実上完成させなければならない。この数十年間、解決できなかった決して容易ではない交渉だ。しかし双方が不信ではなく真の意思と誠実な姿勢で交渉に臨むなら、順調に合意に達することができる。特に、座礁した米朝会談を蘇らせた正恩氏の変化した姿勢が続くなら、十分に問題なく実現するだろう。