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北朝鮮に全面査察を求める米国、韓国は急ぐな

北朝鮮に全面査察を求める米国、韓国は急ぐな

Posted May. 01, 2018 08:26,   

Updated May. 01, 2018 08:26

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ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、北朝鮮の非核化方式と関連して「私たちはリビアモデルを念頭に置いている」と述べた。ボルトン氏は特に、「私たちが(リビアの非核化に対する)懐疑論を克服できた一つの要因は、リビアが査察官にすべての核関連の場所を査察できるよう許可したこと」と強調した。ポンペオ米国務長官も「私たちは両目を見開いている」とし、「非核化の達成を立証できる措置を求めていく計画だ」と述べた。

 

ボルトン氏とポンペオ氏は、トランプ米大統領が、北朝鮮の米朝首脳会談の提案を受け入れた直後に起用した対北朝鮮強硬派だ。事実上、北朝鮮との交渉に向けて投入した専門チームということだ。トランプ氏は南北首脳会談の結果に「うれしい知らせ」と期待を高めているが、トランプ氏の参謀は北朝鮮の話より具体的な措置を要求した。ボルトン氏は、「北朝鮮が核放棄の決定を下したという証拠確保のために北朝鮮をテストしてみたい」と述べ、ポンペオ氏も「約束と話をそのまま信じない。措置と行動を望む」と強調した。

トランプ政権が掲げた具体的措置は、北朝鮮の完璧な検証受け入れだ。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が南北首脳会談の合意文で「完全な非核化」の言葉を受け入れるやいなや、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の2つめの条件である検証可能な非核化を迫った。「完全な非核化」の誠意を見せる保障措置として核兵器関連装備や物質を隠匿したという疑いを持つ所であればどこでも不意に全面査察できるように保障しなければならないということだ。

北朝鮮がすでに、米国が求める「強化された査察」まで受け入れたという知らせもあるが、過去の北朝鮮核問題をめぐる合意がいつも検証段階で足かせをかけられた歴史を照らしてみると、この際確実な検証保障が必要だ。2007年にも北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)核施設の冷却塔破壊の様子まで公開したが、検証の程度をめぐる対立で座礁したことがある。金正恩氏が豊渓里(プンゲリ)核実験場の公開的な閉鎖を通じて誠意を見せると言ったが、米国は一段階さらに明らかな措置を要求しているのだ。

こうした中、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、南北首脳会談の後続措置をスピーディーに推進してほしいと注文した。直ちにできることと条件を待たなければならないことを分けなければならないと述べたが、急いでいるような印象は拭えない。国防部は直ちに今日から対北朝鮮拡声器の撤去を始める。首脳会談の合意にともなう措置だが、北朝鮮側と協議を経て、南北相互履行に出てもいいことだ。北朝鮮の措置と歩調を合わせる速度調節が必要だ。