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7ヵ月間デモで停滞したTHAAD工事、米国はどう見るだろうか

7ヵ月間デモで停滞したTHAAD工事、米国はどう見るだろうか

Posted April. 13, 2018 08:36,   

Updated April. 13, 2018 08:36

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国防部が12日、慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の基地工事のための建設装備や資材を搬入しようとしたが、進入路を占拠したデモ隊に阻止され、断念した。警官約3千人を動員して、デモ隊を解散させようとしたところ、住民約10人と警察数名が負傷して、1時間30分ほどでおさまった。結局、交渉の末、昨年11月に搬入したブルドーザーなど装備だけを搬出して撤収した。国家防衛の核心施設の進入路が不法デモ隊に占拠され、韓米両国軍の将兵がトイレなど生活基礎施設すら十分に利用できない状況が7ヵ月間、続いている。

国防部が12日に搬入しようとした装備と資材は、基地内の将兵宿舎の屋根の漏水工事、劣悪なトイレと汚水廃水処理施設の改善、食堂のリモデリングなどのためのものだった。現在、基地内には米軍130人、韓国軍270人の約400人が駐留しているが、調理施設は150人分しかなく、多くの将兵が戦闘食糧で食事を済ませている。昨年冬に計画された給水管工事もできず、トイレの悪臭など勤務条件は劣悪だ。デモ隊の「検問」で米軍は陸路を断念し、人だけでなく加工食品もヘリコプターで空輸し、発電機用の油類もヘリコプターで輸送している。

 

12日のデモには、THAAD反対6団体のメンバーや住民など約150人が参加した。彼らは、「北朝鮮核問題の言い訳は消えた、不法THAADを撤去せよ」、「米軍立ち入り禁止」などのプラカードを持っていた。彼らの意図は明らかだ。すでに稼動しているTHAAD配備そのものを覆すことはできないと分かっていながら、米軍に対する反感を広め、THAAD運用を最大限妨害しようとしているのだ。米軍は約32万平方メートルの面積の1次供与敷地に昨年3、4月にレーダー2機、発射台2台、9月に発射台4台をさらに配備し、7ヵ月間THAADを稼動している。

しかし、THAAD発射台など装備を載せるパッドの補強や基地内の道路の舗装など基地構築工事はまだ完成しておらず、デモ隊に進入路を奪われ、進展していない。2次供与敷地を含む70万平方メートルに対する環境影響評価も遅々として進んでいない。不法デモ隊に遮られ、食事やトイレなど基礎生活すら保障されない将兵の実態を軍隊に子供を送る親、そして米軍の家族が見たら、どう思うだろうか。韓国政府がTHAAD運用に積極的に協力し、国民と同盟国の将兵の安全を守る意志があるのか、疑わざるを得ない。