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哨戒艦「天安」沈没を戯ける金英哲氏の傲慢な口

哨戒艦「天安」沈没を戯ける金英哲氏の傲慢な口

Posted April. 04, 2018 08:21,   

Updated April. 04, 2018 08:21

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「韓国で哨戒艦『天安』沈没の主犯と言うのが、私、金英哲(キム・ヨンチョル)です」。北朝鮮の金英哲統一戦線部長が2日、韓国芸術団の平壌(ピョンヤン)公演の取材のため北朝鮮を訪れた記者団と会って出た最初の一言は、北朝鮮の対南柔和攻勢の本質をうかがわせる。韓国の海軍将兵46人の命を奪った挑発事件を冗談まじりで「それは韓国側の主張であり、私はこのように堂々と立っている」と引け目なく当てこすったのだ。

金英哲氏の発言は、北朝鮮当局の取材統制に抗議する韓国の訪朝記者団に謝罪し、再発防止を約束する席で出た。しかし、突然、金英哲氏の口から出た天安艦の話に、韓国の記者たちも奇襲攻撃を受けた気持ちだっただろう。続く横柄な態度に、天安艦について問い正すこともできなかった。そして3日、労働新聞は、「天安号沈没事件は、南朝鮮の保守一味がねつ造した幼稚な謀略劇」という主張を繰り返した。徹底して計算された「天安艦戯言」だったのだ。

にもかかわらず大統領府は、「特に立場はない」とし、国防部も「公式に言及することは適切でない」と言葉を濁した。金英哲氏が平昌(ピョンチャン)冬季五輪の時、韓国の地を踏む前に天安艦遺族に一言の謝罪も求めなかった政府だ。いくら対話局面であっても、奇襲的言動でやり過ごそうとする北朝鮮に、一言の遺憾表明もなく見過ごすことは問題が大きい。

金英哲氏は板門店(パンムンジョム)連絡将校出身で、対南工作を総括する偵察総局長を務めた。南北会談では主張することは主張し、もの乞いするように低姿勢にもなる態度を変える交渉屋だった。そのような金英哲氏が前面に出て展開する柔和攻勢には、北朝鮮の典型的な欺瞞戦術が隠されている。巧みな言葉に警戒を緩めてはならない。破格的な和解のジェスチャーは一瞬にして脅迫と挑発に変わり得る。