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韓米演習・北朝鮮制裁を追加…圧力も効率的な対話の手段

韓米演習・北朝鮮制裁を追加…圧力も効率的な対話の手段

Posted April. 02, 2018 09:26,   

Updated April. 02, 2018 09:26

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平昌(ピョンチャン)冬季五輪で延期になった韓米合同軍事演習「トクスリ演習」が1日から4週間の日程で始まった。トクスリ演習は、韓米合同軍の兵力と装備が実戦のように動く野外機動演習だ。演習期間は例年の半分程度に減り、攻撃よりも防衛に集中するローキー(Low-key)で行われると発表されたが、演習の強度は例年並みに維持するというのが軍当局の説明だ。

これに先立ち、国連安全保障理事会は先月30日(現地時間)、北朝鮮の石油・石炭の海上での密輸を助けて対北制裁決議に違反したと疑われる北朝鮮関連の船舶27隻と船舶・貿易会社21社、個人1人の計49件を新たに制裁名簿に追加した。特に今回の制裁対象の指定は、トランプ米政権の要請によるもので、常任理事国である中国が中朝首脳会談の直後に参加したという点で注目される。首脳会談後、中国が制裁の士気を殺ぐという懸念が払拭されたのだ。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウ)朝鮮労働党委員長は、対話のハトを飛ばして制裁を緩めようと努めている。金正恩氏は先月31日に訪朝した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に2020年の東京夏季五輪と2022年の北京冬季五輪に参加する意思まで明らかにしたという。27日の南北首脳会談と来月の米朝首脳会談を控え、積極的な対話攻勢に出たのだ。北朝鮮が変わったのは、揺るぎない制裁と圧力のためだ。圧力なしでは北朝鮮との対話を引っ張って行くことはできないというのが25年間の北核交渉の教訓だ。