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「北朝鮮爆撃論者」を起用したトランプ氏、米朝対話の破局にも備える

「北朝鮮爆撃論者」を起用したトランプ氏、米朝対話の破局にも備える

Posted March. 24, 2018 08:11,   

Updated March. 24, 2018 08:11

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トランプ米大統領が23日、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)を更迭し、ジョン・ボルトン元国連大使を後任に起用した。ボルトン氏は、北朝鮮に対する先制攻撃を主張してきた米国の強硬派の中でも超強硬タカ派(super-hawk)とされる人物。トランプ氏は5月の米朝首脳会談を控え、国務長官に北朝鮮の政権交代を主張してきたポンペオ中央情報局(CIA)長官を起用したのに続き、外交安保ラインを対北強硬論者に総入れ替えしている。米国内では、「戦時内閣を設置するのか」という声も出ている。

ボルトン氏は指名された直後、メディアとのインタビューで、「私がこれまで個人的に言ったことは全て過去のこと」と話した。「責任ある仲介者として大統領に幅広い選択肢を提示する」とも述べた。しかし、ボルトン氏には米国の積極的な軍事力使用を擁護するネオコン(新保守主義)の血が流れている。ブッシュ政権で国務次官と国連大使を務め、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官(当時)と共にイラク戦争を正当化し、北朝鮮への強硬路線を主導した。トランプ氏当選以降、ホワイトハウスに出入りし、外交安保政策を助言してきたという。

ボルトン氏は最近も、「北朝鮮が米本土攻撃の力を備える前に軍事行動に出なければならない」と主張し、「トランプ大統領は(米朝首脳)会談で『北朝鮮が時間を稼ごうとしている』と判断すれば、会談場を去るだろう」と述べた。今年3月を核問題解決のデッドラインに設定し、トランプ氏にその後の選択肢を報告したポンペオ氏とも息が合う人物だ。こうした中、在韓米軍は来月の韓米合同軍事演習で、米軍の家族など民間人を韓半島から待避させる訓練を大規模に実施する。定例的な訓練ではあるが、民間人を日本ではなく米本土に撤収させる訓練まで検討しているという。

トランプ氏は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を控え、北朝鮮への圧力の手綱を緩めるつもりは全くない。超強硬な外交安保陣営の構成は、北朝鮮の完全な核放棄でなければ、会談を取り消すことができ、会談場に座ってもいつでも席を立つことができるという北朝鮮への警告メッセージだ。さらに韓国政府に対する間接的な圧力と見ることができる。ボルトン氏は、北朝鮮に対する経済支援や平和協定の締結といった非核化の補償に否定的なので、韓国政府の核問題解決策と対立する可能性もなくはない。緊密な調整で韓米共同の非核化戦略を講じる努力が切実な時だ。