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「4月の韓米演習、縮小なく実施」、北朝鮮の策略は通じない

「4月の韓米演習、縮小なく実施」、北朝鮮の策略は通じない

Posted March. 09, 2018 08:05,   

Updated March. 09, 2018 08:05

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平昌(ピョンチャン)五輪後に延期になった韓米合同軍事演習が来月1日に実施される。米メディアは、トクスリ演習が今月31日(韓国時間4月1日)に始まって5月まで、キー・リゾルブ演習も4月中・下旬に行われると、米国防総省関係者を引用して報じた。韓米は今月末に発表そのものを先送りしたが、今は既成事実となった日程だ。韓国国防部も8日、「例年並みで行われるだろう」と繰り返し強調した。合同演習の期間や参加戦力規模の縮小なく実施するということだ。

しかし、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は8日、米海軍太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官と会った席で、「4月末に南北首脳会談を実施する予定であり、合同演習が続くが、拡大抑止戦力や原子力潜水艦などを韓半島に展開しなくてもいい」と発言した。これに対してスウィフト氏が「準備する」と言うと、宋氏は再び「いや、韓半島に来ずに・・・」と述べた。合同演習が実施される4、5月には戦略爆撃機や原子力潜水艦などの戦略兵器を展開する必要がないという趣旨と解釈される。

論議が起こると、国防部は退役を控えたスウィフト氏が在任中に戦略資産の配備のために苦労したことに対して「慰労と冗談」のつもりで言った言葉だと説明した。度重なる失言で非難されてきた宋氏だが、冗談や失言とは聞こえない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が韓国特使団に韓米合同演習実施を了解するとしながらも、「今後調整されることを期待する」と述べたことに対して誠意を示す次元で、さらには4月末の板門店(パンムンジョム)首脳会談を考慮してできるだけ北朝鮮を刺激しないために演習の縮小を検討していることをうっかり話したのではないかという疑念を抱かせる。

特使団の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長は9日、ワシントンを訪れ、トランプ政権関係者たちに金正恩氏との会談結果を説明する。これを基に米国は北朝鮮との非核化の対話に出るかどうかを決めるだろう。しかし、米国は米朝対話を始めても意味ある合意が出るまではいかなる制裁と圧力も解くことはできないという断固たる立場を堅持している。米国内では制裁緩和を狙った北朝鮮の策略を警戒する声も根強い。

このような「圧力の中の対話」基調のもと韓国政府も歩調を合わせている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も8日、特使団の訪朝の成果を「南北間の対話だけでなく米国の強力な支援が共に作り出した成果」と評価した。韓米合同演習は、このような揺るぎない北朝鮮への圧力意志を示す北朝鮮へのメッセージだ。にもかかわらず、大韓民国の国防の責任を負った長官が北朝鮮の柔和攻勢に浮足立っていなければあり得ない無責任な冗談を言うなら、米国が、そして北朝鮮がどう見るだろうか。圧力がなければ北朝鮮を対話に引き出すことも、引き続き引っ張っていくこともできないということを肝に銘じなければならない。