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韓米合同軍事演習「NCND」、北に誤ったシグナルを与えてはいけない

韓米合同軍事演習「NCND」、北に誤ったシグナルを与えてはいけない

Posted February. 21, 2018 09:10,   

Updated February. 21, 2018 09:10

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宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が20日、国会国防委員会に出席して平昌(ピョンチャン)五輪後に延期された韓米合同軍事演習について、「パラリンピックが終了する3月18日から4月前に韓米両国の長官が発表するだろう」と述べた。さらに「その後どうするかは、発表までNCND(Neither Confirm Nor Deny・肯定も否定もしない)」とし、マティス米国防長官も同意したと伝えた。趙明均(チョ・ミョンギュ)統一部長官は国会法制司法委で、「韓米軍事当局間が軍事演習を再開する方向で協議している」とし、「(演習再開に)反対する考えはない」と述べた。

韓米合同軍事演習の実施日程を問う議員の質問に対する2長官の回答は、果たして演習をするということなのか首を傾げざるを得ない。毎年3月に行われる韓米合同キーリゾルブ・トクスリ演習は先月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領の合意によって五輪後に延期された。そのため「五輪休戦」が終わる3月末以降、少なくとも4月初めには開かれるのが常識だ。しかし、宋長官の言うとおりなら、合同軍事演習が実施されるかどうかも不明だ。宋氏は、「北朝鮮の顔色をうかがって明らかにできないのではない」と述べたが、実施の有無すらもなぜ明らかにしないのか疑問だけを抱かせる。

平昌五輪の最中に韓米合同軍事演習の日程を明らかにすることは、「平和五輪」のムードを害する可能性があるという政府の懸念を理解できないわけではない。南北の雪解けムードを米朝対話につなげるために、悪材料になりかねないため、当分の間、戦略的曖昧性が必要かもしれない。しかし、実施時期はそうだとしても、北朝鮮の挑発を阻止するための定例の防衛演習の実施の有無すら明らかにしないのは、北朝鮮に誤った信号を与える恐れがあるため危険だ。北朝鮮の労働新聞は、「朝鮮半島の平和的環境がつくられるかどうかは、米国が戦争練習を中止するかどうかにかかっている」と警告した。すでに北朝鮮は、合同軍事演習の中断は譲歩の交渉カードと考えているようだ。

問題はここで終わらない。政府の曖昧な態度のため、すでに北朝鮮の核・ミサイル挑発と韓米合同軍事演習の同時中断論、米軍戦略資産の展開縮小といった規模の調整が指摘されている。これだから第3者の日本まで「予定通り実施せよ」と出て来るのだ。合同軍事演習をめぐって同盟の亀裂はないのかも懸念される。在韓米軍のブルックス司令官は最近、議会に提出した報告書で、同盟の強化と侵略抑止に向けて毎年指揮所演習の2つ(キーリゾルブ・乙支フリーダム・ガーディアン)と野外起動演習(トクスリ演習)の1つは欠かせないと強調した。宋氏は20日にも、「韓米同盟には1ミリも誤差がない」と述べた。果たしてそうか、3月末までただ待たなければならないのか。