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南北首脳会談、韓米連携・米朝進展を前提に進めるべきだ

南北首脳会談、韓米連携・米朝進展を前提に進めるべきだ

Posted February. 12, 2018 07:49,   

Updated February. 12, 2018 07:49

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、大統領府を訪問した北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部副部長から金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の親書とともに平壌(ピョンヤン)訪問を要請され、「条件を整えて実現させよう」と述べた。これに対し大統領府報道官は11日、定例会見で、「(要請の)受け入れと見ることができる」とし、「大統領は前向きな考えだ。(首脳会談が)10年以上経ったが、もう少し意味があり成果をもって実現するにはムードと環境づくりが必要という意味だった」と説明した。初めて文氏の反応が出た時、否定も肯定でもなく条件付きの受け入れと解釈されたが、「そうではない」というのが報道官の説明だ。

しかし、約1時間後、尹永燦(ユン・ヨンチャン)広報首席秘書官は、「報道官が首脳会談を受け入れたと話したが、『条件を整えて実現させよう」という大統領の言葉をそのまま受け取ってほしい」と訂正した。このようなハプニングは、訪朝要請に対する大統領府の内心を物語る。首脳会談はしたいが対北制裁という大きな流れに逆行するのではないかという米国など国際社会の懸念も意識しなければならない立場だからだ。

にもかかわらず文氏が前向きな考えなので、南北接触は急速に進むだろう。韓国政府は金与正氏一行が11日夜、仁川(インチョン)空港を通じて平壌に戻るまでの3日間の短い日程で、4回も文氏との会う機会を設けるなど手厚い「もてなし」をした。文氏が近く高官級特使を送るという観測も流れている。

しかし、南北首脳会談の議論に対する米国の見解は違う。3日間の訪韓の間、北朝鮮との接触を拒否したペンス米副大統領は10日の出国後、「光が漏れる隙もない」対北制裁を繰り返し強調した。米政権は近く強力な追加制裁を予告している。韓国政府は平昌(ピョンチャン)で米朝対話を芽生えさせようとしたが結果は失敗だった。9日のレセプションでペンス氏が5分で席を立ったのも、彼が1時間前に不参加の意思を明らかにしたにもかかわらず、文氏が「友人に挨拶するのがいい」と勧めて起こったぎこちない光景だった。無条件会いさえすれば何か良いことが起こるというアプローチで解くには北朝鮮問題はあまりにも深刻な状況だ。

文氏が訪朝して首脳会談をするなら、第1の目標は非核化議論の進展に置かなければならない。大統領府関係者は11日「平壌に行くのか行かないかの問題より、北朝鮮と米国がいかなる関係を維持するのかが重要だ」と述べた。米朝関係の変化のためには、金正恩氏が核・ミサイルの追加挑発を中断し、非核化の対話に出る誠意を示さなければならない。文氏が特使を送るなら、最も重要な課題は北朝鮮がそのような姿勢を取るよう説得することだ。

政府は、北朝鮮に対する説得とともに堅固な韓米協力を再確認しなければならない。「両国が違う信号に向かって進んでいるのではないか」という懸念が出ている状況だ。韓米間の温度差をなくすことに力を尽くさなければならない。南北会談は非核化議論の進展のためのものであることを友好国に説明し、平昌五輪期間中、一時的に取られた対北制裁の例外を元の状態に戻さなければならない。国際制裁の緊張が少しでも緩めば、金正恩氏は首脳会談に手ぶらで出てくるだろう。

11年ぶりに南北首脳が会って平和と和解の温もりが広がるなら、それより良いことはないだろう。しかし、首脳会談をしたにもかかわらず、非核化問題に何の進展もなければ、それは致命的な影響をもたらすだろう。今は00年、07年の金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の訪問の時のように条件のない大胆な出会いそのものにこだわって感激する時ではない。