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再び開かれた南北の3大陸路、開城工団・金剛山への道ではない

再び開かれた南北の3大陸路、開城工団・金剛山への道ではない

Posted January. 23, 2018 09:05,   

Updated January. 23, 2018 09:12

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北朝鮮の玄松月(ヒョン・ソンウォル)一行が昨日、平昌(ピョンチャン)オリンピック期間中の北朝鮮側芸術団の公演のための設備点検を終えて帰った。その前日に降りてきた京義(キョンイ)線の陸路を通じてだ。今日は南北合同文化イベントやスキー訓練に使用される金剛山(クムガンサン)と馬息嶺(マシクリョン)スキー場の施設点検のために、韓国側の先発隊が2泊3日の日程で東海(トンへ)線の陸路から訪朝する。南北当局間の会談で開かれた板門店に続いて、京義線、東海線の陸路の南北間の3大陸地接続通路が順番にすべて開かれることになる。

平昌オリンピックを控えて、3大陸路はさらに忙しくなる。北朝鮮が派遣する三池淵(サムジヨン)管弦楽団は、板門店(パンムンジョム)から降りてきて、北側のオリンピック代表団と選手団、応援団は京義線の陸路を利用する。金剛山合同文化行事には、韓国側が東海線の陸路から訪朝する。陸路の利用は、国際的な対北制裁を受け航空機・船舶利用が制限されたために、制裁違反を避けるための方策でもあるが、一部では、金剛山観光と開城(ケソン)工業団地の再開に向けた布石ではないかという見方も出ている。

韓半島を横切る非武装地帯(DMZ)の地雷を除去し、南北を結ぶ道を作る時は、軍事的緊張緩和と北朝鮮社会の変化を期待したが、その成果はみすぼらしいものだった。むしろ帰ってきたのは、北朝鮮の挑発だけだった。金剛山観光は2008年、観光客パク・ワンジャ氏の射殺事件で止まり、開城工業団地は20016年、北朝鮮の4回目の核実験に続く長距離ロケットの発射で稼動が全面中止となった。すべてが北朝鮮の無謀な行為でもたらされたことである。

さらに二つの事業の再開は、北朝鮮政権に対する現金支援の窓口として利用されかねず、国際的な対北制裁に真っ向から反する。観光料と賃金として支払われたドルの束が、北朝鮮軍部に流れて核開発資金に使われたという疑惑も絶えなかった。このため、韓国政府も「二つ事業は、北朝鮮核問題の進展があってこそ検討できる」と重ねて強調している。

それでも政府は再開可能性に依然期待をかけている雰囲気だ。統一部は先週、南北を東海圏・西海(ソヘ)圏・国境地域の3つのベルトで包括的に開発する「韓半島新経済地図構想」の総合計画を今年上半期まで樹立すると発表した。北朝鮮核問題の解決以降を備えた未来の青写真であっても、早くから一方では期待を、他方では疑問を生む要因となっている。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨日、「奇跡のように作られた対話の機会を、平昌以降までうまく生かしていかなければならない」とし、「風の前にろうそくを守るように、会話を守ることに力を合わせてほしい」と語った。しかし、北朝鮮が最後まで非核化を拒否する限り、オリンピックさえ終われば、国際社会の対北圧迫はさらに強まるだろうし、南北間オリンピック交流も一時的イベントで終わってしまうだろう。今では、金剛山観光・開城工業団地再開という無駄な期待を膨らませるより、北朝鮮の根本的な態度変化を引き出さなければならない時である。