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金正恩氏「核武力完成」宣言、米「軍事的選択肢」招くだろう

金正恩氏「核武力完成」宣言、米「軍事的選択肢」招くだろう

Posted November. 30, 2017 09:11,   

Updated November. 30, 2017 09:26

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北朝鮮が29日未明、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を東海(トンへ、日本海)上に発射した。高角で発射されたこのミサイルは、高度4500キロまで上がった。正常角度で発射した場合、射程距離は約1万3千キロと推定され、米国の首都ワシントンに到達するレベルだ。今回の挑発は、9月15日の中長距離ミサイル発射以来75日ぶり。2ヵ月半の間静かだった北朝鮮が、再び米国など国際社会との対決を宣言し、韓半島情勢は大きく揺れ動く見通しだ。

北朝鮮は重大報道を通じて、「新たに開発したICBM『火星(ファソン)15』発射実験の成功」を誇り、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「今日、国家の核武力完成の歴史的大業、ロケット強国の偉業が実現した」と宣言したと伝えた。むろん、「核武力の完成」という主張をそのまま受け入れることはできない。ICBMの完成には大気圏再突入の技術など越えなければならない問題が多い。一部では、軽い偽の弾頭を発射した可能性も提起されている。しかし、少なくとも射程距離では米全域を脅かす。「米国を試すな」と警告したトランプ米大統領の忍耐に再び触れる挑発に相違ない。

米国はひとまず冷静な反応だ。トランプ大統領は、「この状況にわれわれは対処していく」と述べた。「北朝鮮に対する取り組みが変わるか」という質問には「何も変わらない」と強調した。「最高の圧力」基調を継続するということだ。ティラーソン国務長官は、「現在としては依然として外交的選択肢が有効だ」と述べた。軍事的選択肢はできるだけ取り上げないムードだ。しかし、米国はこれまで様々な軍事的選択肢を検討してきた。

 

特にトランプ政権は、「ソウルを重大危険に陥れない北朝鮮への軍事的選択肢」を具体的に検討してきた。今回の挑発で再び「北爆論」が浮上している。化学兵器を使ったシリア政府の軍基地に対する爆撃のように北朝鮮ミサイル発射場に対して攻撃しなければならないという主張だ。北朝鮮の大量報復の危険ためまだ引き出しの中にあるが、北朝鮮の核武力の完成に対する技術的分析が終われば、いつでも取り出すことができる。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日、国家安全保障会議(NSC)を招集し、米国の先制攻撃の可能性を取り上げたことも普通ではない。文大統領は、「北朝鮮が状況を誤認して韓国を核で脅かし、米国が先制攻撃を念頭に置く状況を防がなければならない」と述べた。米国の先制攻撃を防ぐことが果たして韓米の北朝鮮への対応戦略に役立つのか疑問だ。しかし、それが今後展開する韓半島の危機状況に対する韓国大統領の予測の一端を表わしたのなら看過できない。

トランプ大統領は29日、文大統領との電話会談で、具体的な対策の協議を求めた。今後、米国の対応は圧力と制裁を通じた対北封鎖の強化、あるいは先制攻撃を含む軍事的選択肢の実行だろう。いずれも最後には金正恩政権の交代につながるほかない。金委員長は結局、核を抱いて事実上、自爆の道に進んでいる。

北朝鮮に対する最高の圧力には国際社会が同意した。中国も参加している。北朝鮮が7回目の核実験など挑発を継続すればするほど、軍事的選択肢の時刻表も早まるだろう。来週には韓米先端航空戦力約230機が参加する大規模な合同空軍演習が実施される。さらに大胆で攻勢的な武力示威になるだろう。核放棄を拒否した北朝鮮には力による「強制的非核化」が待っているだけだ。