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[社説]東海に発射体を撃って西海で占領訓練、北朝鮮の「戦略的挑発」は明らか

[社説]東海に発射体を撃って西海で占領訓練、北朝鮮の「戦略的挑発」は明らか

Posted August. 28, 2017 09:25,   

Updated August. 28, 2017 09:29

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韓米合同演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)演習」開始6日目の26日未明6時49分から30分間、北朝鮮が江原道旗対嶺(カンウォンド・キッテリョン)から東海(トンヘ・日本海)に向けて短距離発射体3発を発射した。元山(ウォンサン)南方の旗対嶺は、短距離ミサイいる「スカッド」、中距離ミサイル「ノドン」などが実践配備されたミサイル基地がある場所だ。発射体のうち1発は発射直後に爆発したが、残りの2発は250キロほど飛翔して東海上に落ちた。

北朝鮮は同日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、白翎島(ペクリョンド)と大延坪島(テヨンピョンド)を占領する特殊部隊仮想訓練を視察する様子を朝鮮中央通信を通じて公開した。視察は、故金正日(キム・ジョンイル)総書記が軍を最優先とする「先軍政治」を宣言した先軍節(8月25日)に行われた。北朝鮮軍首脳部が総出動したこの席で、金委員長は「攻撃命令が下されれば、ソウルを一気に掌握し、韓国を平定することを考えなければならない」と指示した。

26日に大統領府で開かれた国家安全保障会議(NSC)に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は出席しなかった。予定通りに行われた大統領と与党議員の昼食会のテーブルには「党と大統領府の堅い関係」を意味するという「コムタン(牛肉煮込みスープ)」が出された。文大統領は、「安保と南北関係ですぐに成果を出すことは難しい」と述べた。米軍太平洋司令部が発射軌跡と飛行距離を分析して短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定すると発表したが、約3時間後に大統領府は「改良された300ミリ放射砲と推定される」とし「砲弾」と見た。韓米両国の分析が異なることをめぐって論議が起こると、大統領府関係者は、「ICBM級でないことが明らかという点が重要だ」とし、「戦略的挑発ではいことは明らか」と釘を刺した。

弾道ミサイルであれ放射砲であれ、韓米両国は北朝鮮の今回の発射体の射程距離が250キロであることを確認した。軍事境界線(MDL)付近から発射すれば、首都圏全域だけでなく陸・海・空軍の本部がある忠清南道(チュンチョンナムド)の鶏龍台(ケリョンデ)まで射程圏内に入る。北朝鮮の甕津(オンジン)半島よりもさらに北側にある白翎島や大延坪島など西海(ソへ・黄海)の5島は、有事の際、戦争の最前線になる可能性が高い。「戦略的挑発」ではなく「通常の訓練」と見なすことは誤った期待を抱かせる。

文大統領は、北朝鮮との対話再開の条件として核とミサイル挑発の中止を数回言及した。大統領府が北朝鮮の発射体がミサイルでないと線を引いたのは、もしかするとこのためかも知れない。しかし北朝鮮の労働党機関紙の労働新聞は、文大統領の発言を引用して、「運転席云々と言って境遇に相応しくない戯言を吐くよりも、口を閉じているのが賢明な態度」と主張した。今は、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の配備を終えて確固不動な警戒態勢を見せる時だ。



趙修眞 jin0619@donga.com